更新日時 2015年10月13日

廃線探索 中国稲荷山鋼索鉄道
 中国稲荷山鋼索鉄道は、岡山県岡山市高松稲荷にある最上稲荷の境内(龍王山)を1944年(昭和19年)まで走っていたケーブルカーである。現在のJR津山線・吉備線を運営していた中国鉄道(現在の中鉄バス)の子会社の路線として、1929年(昭和4年)2月9日に、山下 - 奥ノ院間0.4kmが開業した。中国地方には他にケーブルカーが無かったため、この路線が唯一の存在であった。ケーブル全線の所要時間は4分、運転間隔は20分毎であった。戦時中に不要不急線に指定され、1944年(昭和19年)6月1日に鉄材供出の名目で撤去され、廃止された。戦後に復活計画が浮上し、1961年(昭和36年)に稲荷山観光ケーブルが設立され、同年7月11日に鉄道敷設免許を取得したが、1966年(昭和41年)11月10日に失効し実現しなかった。1925年(大正14年)8月29日 - 備中高松稲荷山鋼索鉄道に対し鉄道免許状下付。
駅一覧
山下駅 - 奥ノ院駅
 @最上稲荷(さいじょういなり)は、岡山県岡山市北区にある日蓮宗の寺である。正式名称は、最上稲荷山妙教寺。所在地が岡山市高松地区であることから高松稲荷(たかまついなり)と称されることもある。本尊は久遠実成本師釈迦牟尼仏、祈祷本尊は最上位経王大菩薩。
@仁王門。高さ11メートル、幅12メートル、奥行き12メートルの石造り。
@根本大堂。 @本殿(霊光殿)。
A中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅付近。
B中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。傾斜の石垣がはっきり解る。
B中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。石段が廃線跡。
C中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。石段が廃線跡。
D中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。ここから先は藪の中。
E中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。参道脇に割り堀が見える。
F中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。この石垣の奥が廃線跡。
F中国稲荷山鋼索鉄道の山下駅 - 奥ノ院駅間の廃線跡。奥に割り堀と石垣が見える。
Fこのラジオ棟が有るところが、中国稲荷山鋼索鉄道の奥ノ院駅跡。
F中国稲荷山鋼索鉄道の奥ノ院駅跡の動力ピット跡。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『岡山市』を掲載」