更新日時 2022年05月21日
三井芦別鉄道は、北海道芦別市で鉄道事業を行っていた鉄道事業者、あるいは同社が運営した芦別駅と頼城駅を結ぶ鉄道路線である。1940年(昭和15年)12月開業の三井鉱山芦別専用鉄道(芦別 - 西芦別・後の三井芦別)が、その後延長され1949年(昭和24年)1月に三井鉱山株式会社芦別鉄道(芦別 - 頼城間)として地方鉄道に改組・開業したものである。専用鉄道時代は滝川機関区の機関車が入線し石炭輸送に当たったが、地方鉄道化により機関車が増備された。1958年(昭和33年)1月には気動車3両が導入され旅客輸送の近代化が図られ、また炭鉱の合理化に伴い鉄道部門は1960年(昭和35年)10月に三井芦別鉄道株式会社として分離・独立した。1964年(昭和39年)11月には貨物部門の輸送力増強のために国鉄DD13形と同等の社形ディーゼル機関車が導入された。一方旅客部門は炭鉱合理化に伴う沿線人口の減少、並行バス路線の充実により、1972年(昭和47年)5月末に運行を取り止めた。残った石炭輸送も、三井芦別炭鉱の合理化に伴い1989年(平成元年)3月に廃止され、炭鉱自体も1992年(平成4年)9月に閉山となった。かつての入山駅 - 中の丘駅間に架かる炭山川橋梁に、ディーゼル機関車DD501と石炭貨車セキ3000が保存展示されている。定期的に塗り直しており、冬季は鉄橋から地上区間に移動のうえで保管し、傷みから守っている。芦別ターミナルから、空知交通バス(北海道中央バス代替バス)頼城線に乗車、西芦6丁目バス停下車徒歩5分。炭山川橋梁自体も、2009年(平成21年)1月22日に国の登録有形文化財に登録された。また廃止後、ディーゼル機関車DD503が京葉臨海鉄道に売却されている。 | |
駅一覧 芦別駅 - 高校通り駅* - 山の手町駅* - 三井芦別駅 - 入山駅* - 中の丘駅 - 幸町駅* - 緑泉駅 - 西町アパート前駅* - 芦の湯前駅* - 頼城駅 - 玉川町駅* *印の駅は停留所。ただし玉川町駅は乗降所で正式には頼城駅構内扱い。 |
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@芦別駅(あしべつえき)は、北海道芦別市本町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅。駅番号はT26。電報略号はアシ。芦別市の代表駅である。かつては急行「狩勝」の停車駅だった。現在も快速狩勝含む定期営業列車は全便が停車し、夏季に営業される臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」も停車する。 | |
@芦別駅構造は2面2線の相対式ホームをもつ地上駅。かつては駅舎の向かい側のホームが島式ホームで、そこにあった3番のりばから三井芦別鉄道の列車が発着していた。北海道ジェイ・アール・サービスネットが業務を行う業務委託駅で、窓口営業時間は 平日の7時00分から18時00分まで、それ以外の時間と日・祝日は休止となり、運賃は車内または着駅で精算する。みどりの窓口が設置されている。 | |
@芦別駅。滝川駅方向。 | |
@芦別駅。富良野駅方向。 | |
A三井芦別鉄道芦別駅構内。 | |
A三井芦別鉄道芦別駅構内。 | |
B根室本線37号線踏切より撮影。 | |
B根室本線37号線踏切脇の三井芦別鉄道廃線跡。 | |
B三井芦別鉄道廃線跡。高校通駅跡周辺。 | |
C根室本線南12号線踏切より撮影。 | |
C根室本線南12号線踏切脇の三井芦別鉄道廃線跡。 | |
D三井芦別鉄道廃線跡。 | |
E三井芦別鉄道廃線跡。 | |
F三井芦別鉄道廃線跡。夏場は草木で覆われて気がつかなかったが(2019年4月30日撮影) | |
G三井芦別鉄道廃線跡。 | |
H三井芦別鉄道廃線跡。 | |
I三井芦別鉄道廃線跡。山の手町駅跡周辺。 | |
J三井芦別鉄道廃線跡。 | |
K三井芦別鉄道廃線跡。 | |
K三井芦別駅跡。 | |
K相変わらず、革靴で探索(笑) | K三井芦別駅跡。 |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2022年5月02日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2022年5月02日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2022年5月02日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2022年5月02日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2020年8月13日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2020年8月13日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2020年8月13日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501(2020年8月13日撮影) | |
L炭山川橋梁 81.92m。(2019年4月30日撮影) | |
Lディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820(2019年4月30日撮影) | |
L炭山川橋梁 81.92m。ドローンで撮影ユーチューブ動画(2019年4月30日撮影) | |
L炭山川橋梁 81.92m。 | |
L炭山川橋梁に、ディーゼル機関車DD501と石炭貨車ロセキ3820が保存展示されている。 | |
L三井芦別鉄道の富士重工製のディーゼル機関車DD501。 | |
L石炭貨車ロセキ3820。 | |
M三井芦別鉄道廃線跡。 | |
N緑泉大橋の近くに芦別川橋梁 104.09m が架かっていたが、現在は水面に橋台跡が微かに見えるだけ。 | |
O三井芦別鉄道廃線跡。 | |
P三井芦別鉄道の幸町駅跡周辺。 | |
Q三井芦別鉄道廃線跡。 | |
R三井芦別鉄道廃線跡。道路に踏み切り跡が残る。 | |
R三井芦別鉄道の緑泉駅跡(2019年4月30日撮影) | |
R芦別市立頼城小学校跡と星槎大学。 | |
S三井芦別鉄道廃線跡。道路に踏み切り跡が残る(2019年4月30日撮影) | |
@三井芦別鉄道の西町アパート前駅跡周辺(2019年4月30日撮影) | |
@三井芦別鉄道廃線跡。道路の脇に築堤跡が残る。 | |
A三井芦別鉄道廃線跡(2019年4月30日撮影) | |
B三井芦別鉄道の芦の湯駅跡周辺。 | |
B三井芦別鉄道廃線跡。築堤が残る。 | |
B三井芦別鉄道廃線跡。橋台跡が残る。 | |
B三井芦別鉄道廃線跡。橋台跡が残る。 | |
C三井芦別鉄道の頼城駅跡周辺。駅跡に木柱が残る。(2019年4月30日撮影) | |
D三井芦別鉄道廃線跡。標識が残る。(2019年4月30日撮影) | |
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