更新日時 2016年01月01日
鶴居村営軌道(つるいそんえいきどう)は、かつて北海道釧路市と鶴居村にあった簡易軌道。鶴居村は1921年(大正元年)から団体移住が、許可移民事業による入植は1924年(大正13年)から始まり、交通機関の整備が必要とされていた。北海道庁は、輸送手段として殖民軌道の敷設を決定する。根室本線新富士駅から分岐する路線を着工し、1929年(昭和4年)5月に完成している。当初は馬力による輸送だったが、距離が長大なこともあり、バスを改造した木炭ガス動力の気動車を導入する。戦後は、旅客以外にも牛乳の出荷に使われたり、道路未整備のため郵便の輸送も行っていた。1960年代には輸送量増加に対応するため、自走客車やディーゼル機関車を導入したが、沿線の道路整備が進み、1968年(昭和43年)に全線を廃止している。 | |
駅一覧 雪裡線:新富士 - 中雪裡間 28.8km 新富士駅 - 鳥取駅 - 昭和地区駅 - 鶴野駅 - 温根内駅 - 坂の上駅 - 南4線駅 - 下幌呂駅 - 北6線駅 - 北8線駅 - 北11駅線 - 中雪裡駅 駅一覧 幌呂線:下幌呂 - 新幌呂間 19.3km 下幌呂駅 - ブロック工場入口駅 - 製粉場前駅 - 中幌呂駅 - 茂幌呂入口駅 - 支幌呂駅 - 旧駅逓駅 - 上幌呂駅 - 新幌呂駅下 - 新幌呂駅 |
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@新富士駅(しんふじえき)は、北海道釧路市新富士町3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)根室本線の駅。JR北海道の駅番号はK52。 | |
@新富士駅構造は島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームの南北には貨物列車用の線路があり、構内北側にある出入口からホームへ向かうには跨線橋を使用する必要がある。列車接近ランプとブザーがある。ホームは北側から2番線・3番線となっている。旅客列車は通常、一線スルーとなっている2番線に発着し、交換する場合のみ3番線を使用する。JR貨物の駅員が配置されているが、旅客窓口業務は行わないため実質無人駅となっている。自動券売機などは設置されていない。 | |
@鶴居村営軌道は新富士駅から北の方向へ伸びていた。道道559号新富士停車場線が廃線跡。 | |
@鶴居村営軌道廃線跡。 | |
A雄別鉄道と鶴居村営軌道との平面交差があった場所。 | |
B鳥取停留所跡:1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の鳥取停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
B鳥取神社(とっとりじんじゃ)は、北海道釧路市鳥取大通(旧 鳥取町)にある神社である。旧社格は村社。鳥取村は、明治17年(1884年)に鳥取県からの士族移住者によって作られた村であった。村の鎮守の神社がなかったため、出雲大社に祭神の拝請を願い出て了承され、明治24年(1891年)4月23日、大国主神を祭神とする鳥取神社を創建した。明治31年、内務省より神社創立の許可が下りて正式な神社となり、村社に列格した。開村100年にあたる昭和59年(1984年)、境内に資料館・鳥取百年館が作られた。 | |
C雄別鉄道と鶴居村営軌道の立体交差が有った場所。 | |
C雄別鉄道の廃線跡。サイクリングロードになっている。 | |
C雄別鉄道と立体交差の後、左カーブして徐々に下って行ってのであろう。 | |
D鶴居村営軌道廃線跡。雄別鉄道と平行して走っている区間。 | |
E鶴居村営軌道廃線跡。雄別鉄道と平行して走っている区間。 | |
F鶴居村営軌道廃線跡。雄別鉄道と平行して走っている区間。 | |
G鶴居村営軌道廃線跡。雄別鉄道と平行して走っている区間。 | |
H鶴居村営軌道(旧線)廃線跡。 | |
I鶴居村営軌道(旧線)廃線跡。仁々志別川に架かる鶴野橋。 | |
J鶴居村営軌道(旧線)廃線跡。 | |
K雄別鉄道と鶴居村営軌道の立体交差が有った場所。橋台は鶴居村営軌道の橋台。 | |
K鶴居村営軌道の橋台。ここから500mほど北西に行ったところが鶴野駅周辺。 | |
M鶴居村営軌道廃線跡。微かに軌道跡らしき部分が見られる。 | |
N鶴居村営軌道廃線跡。釧路湿原道路。道路脇の林の部分が廃線跡か? | |
O鶴居村営軌道廃線跡。釧路湿原道路。道路脇の林の部分が廃線跡か? | |
P鶴居村営軌道廃線跡。釧路湿原道路から北斗遺跡方向の北海道自然歩道方向へ。 | |
P鶴居村営軌道廃線跡。 | |
Q鶴居村営軌道廃線跡。距離測定で見るとこの辺が丸松停留場付近。温根内ビジターセンター迄4.5q。 | |
Q鶴居村営軌道廃線跡(北海道自然歩道)には所々に案内看板が設置されている。 | |
R鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄4.1q。 | |
S鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄3.7q。築堤の両脇は湿地帯。 | |
@鶴居村営軌道廃線跡の路盤には枕木の残骸が残る。鶴居村営軌道廃線跡の両脇が湿地帯で脇に逃げられないのかキタキツネは後ろを振り返りながら私の前を進む。まるで私を案内してくれている様だ(笑) | |
A鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄3.0q。 | |
A鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄3.0q。 | |
B鶴居村営軌道廃線跡。雑草が凄く小雨も降ってきたので諦めて引き返そうと思ったが、携帯電話の地図で確認するとこの先に小川が有り、きっと橋梁が有ると思われたのでそこまでは見に行こうと頑張った。 | |
C鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄2.3qの地点に橋梁発見。 | |
C鶴居村営軌道廃線跡。橋台は当時の橋台と思われるが、鉄骨は新しくしたのか? | |
D鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄1.8q | |
E鶴居村営軌道廃線跡。温根内ビジターセンター迄1.3q | |
F鶴居村営軌道廃線跡。小川? | |
G釧路湿原探勝歩道(旧鶴居軌道跡)温根内から北斗まで湿原に沿ってまっすぐ伸びている歩道は、鶴居軌道を撤去した跡につくられたものです。鶴居軌道は、簡易軌道(植民軌道馬力線)として昭和3年(1928年)釧路駅西隣り「新富士」駅から、現在の鶴居村「中雪裡」間に開通しました。開通当時は、動力源として馬や自動車エンジンを改造したガソリン車が、戦後になってからはディーゼル機関車が使用されました。当時は、生活物資、農産品の運搬や地域の人々の移動手段として活躍していましたが、その後、道路整備が進むにつれ、バスなどの他の交通機関にその役目を譲りました。そして、昭和43年(1968年)に全面廃止となり40年に及ぶ歴史に幕を降ろしました。 | |
G簡易軌道は北海道だけに存在し、開拓・入植にあたって根釧原野や宗谷地方を中心に、道路建設が困難な泥炭地などで道路に変わる交通手段として使用されたものです。軌間は762mm。 | |
G温根内探勝歩道。 | |
H鶴居村営軌道の廃線跡。温根内ビジターセンター迄0.6q。 | |
H鶴居村営軌道の廃線跡。温根内ビジターセンター迄0.6q。 | |
I鶴居村営軌道の廃線跡。 | |
I鶴居村営軌道の廃線跡。 | |
J鶴居村営軌道の廃線跡。温根内駅ビジターセンター入口。 | |
J鶴居村営軌道の廃線跡。温根内駅ビジターセンター。 | |
K鶴居村営軌道の廃線跡。 | |
K鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の温根内駅があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
L鶴居村営軌道の廃線跡。左写真の築堤跡と温根内川を渡る温根内橋から見た景色。以前はここに橋台跡が残っていたが、道路整備の時に取り壊された様だ。 | |
M鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の坂ノ上停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
N鶴居村営軌道の廃線跡。釧路カントリークラブ入口付近から築堤跡が残る。 | |
N鶴居村営軌道の廃線跡。釧路カントリークラブ入口付近から築堤跡が残る。 | |
O鶴居村営軌道の廃線跡。築堤跡がはっきり残る。 | |
O鶴居村営軌道の廃線跡。築堤跡がはっきり残る。 | |
O鶴居村営軌道の廃線跡。築堤跡がはっきり残る。 | |
P鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の下幌呂停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。幌呂線分岐場所。 | |
Q鶴居村営軌道の廃線跡。幌呂線ブロック工場入口停留場跡?基線西1バス停。 | |
R鶴居村営軌道の廃線跡。幌呂線製粉場前停留場。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(幌呂線)の製粉場前停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
S鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(幌呂線)の中幌呂停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
S鶴居村営軌道の廃線跡。中幌呂バス停付近。 | |
@鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(幌呂線)の茂幌呂入口(茂幌呂)停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
A鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(幌呂線)の旧駅逓(上幌呂・元駅逓)駅停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
B鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(幌呂線)の上幌呂(士幌呂)停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。上幌呂バス停付近。 | |
C鶴居村営軌道の廃線跡。新幌呂バス停付近。 | |
C鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道新幌呂停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
D鶴居村営軌道の廃線跡。幌呂川の川の中央に草が生えている。橋台跡か? | |
E鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の下雪裡停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。下雪裡バス停付近。 | |
F鶴見台の所には鶴居村営軌道の枕木が残るのだが見落としてしまった。 | |
G鶴居村営軌道の廃線跡。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の北八線(長澤)停留場があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
H鶴居村営軌道の廃線跡。牧草地脇の直線で続く草むらが廃線跡。 | |
I鶴居村営軌道の廃線跡。牧草地脇の直線で続く草むらが廃線跡。 | |
J鶴居村営軌道の廃線跡。鶴居村役場。1929年11月10日に開業した鶴居村営軌道(雪裡線)の中雪裡駅があった場所。1967年8月20日運行停止、1968年廃線にて廃駅。 | |
J旧郷土資料館に保存されている鶴居村営軌道で活躍していた泰和型DL。 | |
J旧郷土資料館に保存されている鶴居村営軌道で活躍していた自走客車。製作は泰和車両。 | |
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