更新日時 2012年07月30日

廃線探索 千歳鉱山軌道
 千歳鉱山軌道:千歳鉱山軌道の軌間は762mmで、国鉄室蘭本線を挟んで王子製紙苫小牧工場の北側、貯木場と第4発電所のある上千歳・支笏湖畔の間を走っていた王子山線と同じ規格である。千歳市街から西方約55kmに金山があった。美笛(びふえ)という地名は、昭和25年5月、千歳町の美笛支所設置と時を同じくして千歳の字名になった。それまでは苗別川から鉱山までを烏柵舞(うさくまい)と呼んでいた。千歳鉱山周辺の地名はアイヌ語でピプイと呼ばれていた。漢字では比不井・美笛とあてられた。千歳鉱山株式会社(千歳金山)が創設されるまで金山の名称は「美笛金山」と呼ばれていた。美笛川河口までの間の鉱石運搬を担った鉄道施設、千歳鉱業所坑外専用軌道(千歳鉱山軌道)は、軌道敷設からわずか16年後の昭和27年に廃止、軌道が撤去された。鉱山から、さがる時は、ガソリンカーという機動車に引かれた。小さな客車の乗り物にのってせまい軌道の上を走って、終点から6,500m位で、美笛の河口につき白銀丸という19tの鉄船にのって一時間で東湖畔につきます。その後は王子軽便鉄道で苫小牧まで搬出した。千歳鉱山は53年間に金約20tと銀約90tを産出した。これは、道内においては鴻之舞に次ぐものだった。
駅一覧
川口事務所駅 - 八千代駅 - 鳴尾駅 - 本山駅
@支笏湖西岸に桟橋がありそこから鉱石を積み込んでいた。川口事務所駅跡。
A千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
B千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
C千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
D千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
D千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。美笛トンネル。
E千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
F千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。栄橋。
F栄橋の下にレールの支柱が残る。橋梁の支柱に使われていたと思われる。
G千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。
H千歳鉱山軌道の川口事務所駅 - 八千代駅間の廃線跡。草笛川に架かる千歳橋。
H草笛川に架かる千歳橋の脇には千歳鉱山軌道の橋台跡が残る。
I千歳鉱山軌道の八千代駅跡。
J千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。
K千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。
L千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。
M千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。
N千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。
O千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。鉱水を送水しているパイプ。
P千歳鉱山軌道の福神沢坑口への支線跡。この辺が終点。
Q鉱水を浄化するダムへの橋梁。
R福神沢坑口からの鉱水を浄化するダムへの水路。
Sこの先に選鉱場跡が有るのだが、この藪ではあきらめよう。
@千歳鉱山軌道の八千代駅 - 鳴尾駅間の廃線跡。八千代橋。
A千歳鉱山軌道の八千代駅 - 鳴尾駅間の廃線跡。
B千歳鉱山軌道の八千代駅 - 鳴尾駅間の廃線跡。モンルウン美笛川に架かる永代橋。
C千歳鉱山軌道の八千代駅 - 鳴尾駅間の廃線跡。
 D千歳鉱山軌道の八千代駅 - 鳴尾駅間の廃線跡。支線の分岐部分。鉱山小学校がこの付近に有ったが、その面影は今は全くない。
 E千歳鉱山軌道の鳴尾駅跡。配給所、魚菜市場、巡査駐在所、理髪所がある生活の利便地区であり、製錬地区でもある。多くの6戸建て鉱夫社宅が並んでいたが、その面影は今は全くない。
F千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
G千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
H千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
I千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
J千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。モンルウン美笛川に架かる鳴尾橋(宝来橋?)
K千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
L千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。
M千歳鉱山軌道の鳴尾駅 - 本山駅間の廃線跡。モンルウン美笛川に架かる萬歳橋?。
N千歳鉱山軌道の本山駅跡。
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出典: 美笛‐千歳鉱山専用軌道の一考察(千歳市史編集委員会)