更新日時 2018年09月11日

廃線探索 北見鉄道
 北見鉄道は、かつて北海道斜里郡小清水町にあった鉄道事業者、あるいは同社が運営する鉄道路線である。開業時から、国鉄釧網本線の列車に接続して1日4往復の混合列車が設定されており、所要時間は25分であった。1937年には、ガソリン動車の投入にともなって3往復が増発されたが、日中戦争の勃発により統制が進んでガソリンの入手が困難となり、結局のところ翌年の1938年4月には元の4往復に戻ってしまった。1930年の開業時には、蒸気機関車2両、客車3両、貨車3両を保有した。1939年の廃止までの間に、蒸気機関車のべ4両、ガソリン動車1両、客車3両、貨車3両が所属したが、新製車は1両もなく、すべて中古車であった。
北見鉄道
仮止別駅(かりやむべつ)0.0km - 野坂駅(のさか)3.8km - 小清水駅(こしみず)8.7km
 @止別駅は、北海道斜里郡小清水町字止別にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅である。駅番号はB73。電報略号はヤツ。かつて北見鉄道が分岐し、小清水市街地方面との間に混合列車が運行されていた。駅の表記上は「やむべつ」となっているが、地名については元のアイヌ語発音に近い「やんべつ」と呼称される。
 @止別駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅。かつては相対式ホーム2面2線、副本線および貨物ホームを有していた。知床斜里駅管理の無人駅である。駅事務室跡に『ラーメン喫茶・えきばしゃ』がテナントとして入居している。窓口は現在もありこの店が乗車券販売を受託していたが、現在は廃止されている。
A北見鉄道の駅跡。
B北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡。
C北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡。
D北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡。防雪林を抜ける道が廃線跡。
E北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡。防雪林を抜ける道が廃線跡。
F北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡。この先は畑で痕跡が残っていない。
G北見鉄道の仮止別駅 - 野坂駅間の廃線跡近くの建物脇に古いレールを発見。
 Gこのレールが北見鉄道のレールとしたら大発見になる。ロールマークは判別できないがSに○のマーク?日本製鉄(1933年(昭和8年)〜1957年(昭和32年))の刻印であれば、年代も一致する。
 H北見鉄道の野坂駅跡。駅跡の場所の特定は出来なかったが、1940年代の写真ではこの辺に建物が見える。
I北見鉄道の野坂駅 - 小清水駅間の廃線跡。
J北見鉄道の野坂駅 - 小清水駅間の廃線跡。
K北見鉄道の野坂駅 - 小清水駅間の廃線跡。
L北見鉄道の野坂駅 - 小清水駅間の廃線跡。
M北見鉄道の小清水駅跡。後の小清水軌道(日甜専用軌道)の小清水駅跡。
M北見鉄道の小清水駅跡。後の小清水軌道(日甜専用軌道)の小清水駅跡。石造りの倉庫が残る。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『小清水町』を掲載」