更新日時 2022年11月18日
愛宕山鉄道(あたごやまてつどう)は、現在の京都府京都市右京区の嵐山駅から清滝駅までの普通鉄道路線(平坦線)と、清滝川駅から愛宕駅までのケーブルカー(鋼索鉄道)を戦前に運営していた鉄道事業者。京阪電気鉄道と京都電燈の共同出資会社であった。愛宕山の愛宕神社へ向かう参詣路線として建設され、あわせて同社の手により山麓の清滝に清滝遊園地が、また愛宕山にホテルや飛行塔のある愛宕山遊園地、スキー場、テント村などが設置されて賑わった。しかし、世界恐慌の影響で業績が下降したため、京阪電気鉄道と京都電燈の手で再建が試みられた。その後、戦時中に全線が不要不急線に指定されたことから廃線となり、戦後も復活することはなかった。廃線と同時に、ホテルなどの観光施設もすべて閉鎖され自然に還ることとなり、愛宕山地区のリゾート施設は幻と消えてしまった。 | |
平坦線 路線距離:嵐山 - 清滝間3.39km 軌間:1435mm(標準軌) 駅数:5 複線区間:清滝トンネルを挟む区間を除く全線2.94km 電化区間:全線(直流600V) 駅一覧 平坦線 嵐山駅 - 嵯峨西駅 - 釈迦堂駅 - 鳥居本駅 - 清滝駅 |
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C5715さんから愛宕鉄道の当時の写真をメールで頂きました。気動車の後ろ側が嵯峨駅だそうです。 | |
@嵐山駅:1929年〜1944年にかけては愛宕山鉄道が、愛宕山の愛宕神社への参詣路線としてこの駅から発着していた。頭端式ホーム3面3線の地上駅。1番線には降車専用ホームもあり、2番線に到着した電車は、3番線を使用していない時は、3番線側のホームを降車用のホームとして利用する。3番線は北野線直行電車用として利用する以外は、あまり利用されていない。1番線と2番線の間にあるホームには嵐山温泉の湯をひいた「駅の足湯」が設けられており、鉄道を利用する・しないに関係なく、利用券(150円・タオルつき。嵐電1日フリーきっぷ所持者は100円。)を購入すれば利用できる。駅舎は3階建てで、2階・3階部分が日本初の女性専用ホテル「嵐山レディースホテル」となっていたが、2002年に営業を終了し、土産物屋、漬物屋、飲食店などが入った商業施設「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」に改装され、2007年10月には全面改装された。 | |
@右の白い建物のある部分に愛宕山鉄道用の線路がありましたが、愛宕山鉄道の廃止後、愛宕山鉄道のホームとつなげてホームを拡幅した様です。 | |
A嵐山高架道路(市道宇多野嵐山樫原線)は、愛宕山鉄道の廃線跡に建設され、昭和45年04月18日に開通しましたが、愛宕山鉄道が走っていた痕跡は見受けられません。 | |
B旧嵯峨西駅周辺。昔は山陰線を越すために築堤だった様だ。 | |
C旧嵯峨西駅 - 旧釈迦堂駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
D旧嵯峨西駅 - 旧釈迦堂駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
E旧嵯峨西駅 - 旧釈迦堂駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
F旧釈迦堂駅周辺。 | |
G旧釈迦堂駅 - 旧鳥居本駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
H旧釈迦堂駅 - 旧鳥居本駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
I旧釈迦堂駅 - 旧鳥居本駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
J旧釈迦堂駅 - 旧鳥居本駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
J愛宕山鉄道の架線柱が残っている。そこから、たくましく新しい植物が生えてきている。時代の流れを感じる。 | |
K鳥居本橋。愛宕山鉄道時代から有る橋の様だ。 | |
L旧釈迦堂駅 - 旧鳥居本駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
M旧鳥居本駅周辺。 | |
M旧鳥居本駅周辺。 | |
N嵐山高雄パークウェイ入口。 | |
O旧鳥居本駅 - 旧清滝駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
P右の石垣上が旧鳥居本駅 - 旧清滝駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
Q旧鳥居本駅 - 旧清滝駅間の愛宕山鉄道廃線跡。 | |
R清滝トンネル鳥居本駅側。 | |
R清滝トンネル鳥居本駅側。右写真はトンネル内の待避口。 | |
S清滝トンネル清滝駅側。 清滝トンネルは戦時下三菱重工業の分工場として航空機の部品工場となっていた。 |
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S清滝トンネル清滝駅側。 | |
S旧清滝駅跡はバスの駐車場に成っている。 | |
廃線探索 愛宕山鉄道鋼索線へ続く | |
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