更新日時 2010年06月08日
天理軽便鉄道(法隆寺線)が軌間762mmの軽便鉄道として新法隆寺駅 - 天理駅間を1915年に開業させたのが始まり。新法隆寺駅は国鉄関西本線法隆寺駅の近くにあり、同線と連絡して大阪方面と天理を結んでいた。1921年、天理軽便鉄道の買収が橿原へ向かう新線(畝傍線、後の近鉄橿原線)への免許交付の条件となっていた大阪電気軌道(大軌)によって買収される。大阪方面から天理への乗客が、行きは天理軽便鉄道を利用しても帰りは桜井線・関西本線を使用して奈良に寄る者が多かったことから乗客数が余り伸びず、また1920年に政府からの補助金が打ち切りとなったことから、天理軽便鉄道としてもこの買収は望む話であり、自ら買収を要請している。そして、翌1922年に平端駅 - 天理駅間の電化と標準軌への改軌が行われ、大軌畝傍線が平端駅まで開通すると同時に、上本町駅 - 天理駅間に直通列車が走るようになった。一方で法隆寺線となった近畿日本法隆寺駅 - 平端駅間は、最後まで軌間762mmの非電化路線のままで、1945年に休止後、廃止された。 | |
廃止区間 1948年に休止、1952年に廃止となった区間(法隆寺線、駅名は廃止時のもの) 平端駅 - 額田部駅 - 大和安堵駅 - 近畿日本法隆寺駅 |
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@法隆寺駅(ほうりゅうじえき)は、奈良県生駒郡斑鳩町興留(おきどめ)九丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線(大和路線)の駅。駅構造は2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。出入り口は南北2箇所。改札口は1箇所。以前は単式・島式の複合型2面3線(上りホームが島式)であったが、橋上駅舎化工事が始まった事にともない、まずほとんど使用されていなかった2番のりばを待避線から本線として整備し直し、その後に3番線を撤去したため、現在の形となっている。なおその橋上駅舎完成前は改札口が上下線ホームそれぞれに設置されていた(共に行き来は可能)。 | |
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A天理軽便鉄道(法隆寺線)の廃線跡。ここから廃線跡と解る場所が出現。 | |
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A用水路に煉瓦造りの橋台跡が残っている。 | |
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A天理軽便鉄道(法隆寺線)の廃線跡。 | |
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B天理軽便鉄道(法隆寺線)の廃線跡。 | |
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B天理軽便鉄道(法隆寺線)の廃線跡。小屋裏にも廃線跡が続く。 | |
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C富雄川は護岸工事が進み橋台跡は残っていない。 | |
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C富雄川の対岸から法隆寺駅方向を見る。 | C法隆寺自動車教習所看板下が廃線跡。 |
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C特に立入禁止でも無いので・・・ | C相変わらず、革靴にスラックスで探索。 |
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D池の中央に築堤が残る。 | Dカルガモの親子がスイスイと・・・ |
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D煉瓦造りの橋台跡が残る。築堤及び橋台は池の中で開発が進まず残ってのであろう。 | |
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D天理軽便鉄道跡:大正4年開業、新法隆寺駅から平端を経て天理駅間約9qを運行していましたが、昭和20年運行休止、同27年廃線となりました。途中、現在の安堵駐在所付近に大和安堵駅がありました。 | |
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D池の中を渡るのどかな列車の風景が目に浮かぶ。 | |
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D何時までも残してほしい風景ですね。 | D廃線跡はこの畦道より左側。 |
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E左写真の空き地辺りが廃線跡と地元のおじさんが言っていた。右写真はその延長上。 | |
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E地元のおばさんがこの空き地が廃線跡と言っていた。 | F大和安堵駅が有ったと思われる場所。 |
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G先ほどの延長線上がこの辺。天理軽便鉄道(法隆寺線)の廃線跡。 | |
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G安堵町歴史民俗資料館。 | |
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G安堵町歴史民俗資料館には天理軽便鉄道(法隆寺線)の資料が展示されている。 | |
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G後期車両(レールカー・ガソリンカー時代)昭和3年(1928年)〜昭和20年(1945年)まで。但し、昭和19年(1944年)から木炭車へ改造。平端駅停車中のレールカー。昭和15年(1940年)9月撮影。長さ6.033×幅2.095×高さ2.775 重量3t 国産 日本車輌 (1928年)製 定員30名 内座席15名。 | |
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G天理線電化工事中の機関車両(佐世保川橋梁) | G新法隆寺駅停車中の2号機関車。 |
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Gレールカーと新法隆寺駅。 | G安堵駅。 |
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G天理軽便鉄道(法隆寺線)路線図。 | |
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G安堵町駅の位置がこの地図から解る。 | G額田部駅の位置がこの地図から解る。 |
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Gこの勾配表は法隆寺線の勾配表か? | G安堵町歴史民族資料館。 |
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H地元のお爺さん曰く、この木が生えているところが廃線跡らしい。 | |
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I岡崎川に掛かるいまきた橋。ここには法隆寺線廃止が掛かっていたのであろう。 | |
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Iこの辺までは西名阪自動車道の造成で全く痕跡は残っていない。J | |
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Jここから廃線跡が一般道に転用されて残っている。大きな建物は太平食品工業関西工場。 | |
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K最初はこの辺が額田部駅跡かと思ったが、上の地図を見て見ると違う様だ。 | |
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L上の地図を見るとこの交差点付近が額田部駅跡の様だ。 | |
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M左写真の右側が廃線跡。右写真は廃線跡が家に突き当たっている。 | |
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M家の部分が廃線跡と思われる。 | M築堤の部分が廃線跡か? |
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Nこの築堤部分が廃線跡。 | |
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N平端駅の先で近鉄と合流していた。 | |
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N平端駅(ひらはたえき)は、奈良県大和郡山市昭和町にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅。駅名の由来は、かつて平群郡の「端(はし)」に位置することからだといわれている。 | |
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N平端駅構造は地上駅で、2面4線の島式の橿原線のホーム(3 - 6番のりば)と、2面2線の相対式の天理線のホーム(1・2番のりば)があり、線路は駅北方で合流している。駅舎は駅西側にあり各ホームとは地下道で連絡している。地下道から各ホームおよび駅舎(改札口)へはエスカレータが設置されている。天理線内折返し列車は、平日の昼間時に限り1番のりば、それ以外の時間帯と土休日全時間帯は2番のりばで折り返す(ただし、天理教の祭典など、臨時列車が運転される際にはこの限りでない)。また、2番のりば以外の階段が狭いので天理線と橿原線相互の乗換には時間がかかる場合があり、連絡時分は僅少なことが多いので注意が必要である(橿原線からの乗り換えの場合、天理行き列車発車のりばが電光表示板で表示される)。橿原線ホームは内側2線(4番線と5番線)を主本線、外側2線(3番線と6番線)と待避線としている。なお、3番のりばからは大和西大寺方面への出発も可能である。なおトイレは駅舎内のみに1箇所設けてある。また自動改札機は東芝製が設置されており、赤い自動改札機(EG-2000)は出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。 | |
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N近鉄線の車両。「シリーズ21」通勤形3220系 | N近鉄線の車両。通勤形8000系 |
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O平端駅 - 二階堂駅間の近鉄天理線の線路(旧天理軽便鉄道線路を改軌)P | |
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Q二階堂駅(にかいどうえき)は、奈良県天理市二階堂上ノ庄町にある、近畿日本鉄道(近鉄)天理線の駅。 | |
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Q二階堂駅構造は島式1面2線のホームを持つ地上駅。ホーム有効長は6両分。ホーム平端寄りの南側に有人駅舎、北側に無人(かつては有人)の駅舎があり、両駅舎とホームは構内踏切で連絡している。天理線が単線だった名残がホームの構造に見受けられる。なお自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。 | |
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R二階堂駅 - 前栽駅間の近鉄天理線の線路(旧天理軽便鉄道線路を改軌) | |
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S前栽駅(せんざいえき)は、奈良県天理市杉本町にある、近畿日本鉄道(近鉄)天理線の駅。 | |
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S前栽駅構造は島式1面2線のホームを持つ地上駅。ホーム有効長は6両分。駅舎は上り線南側天理寄りにあり、駅舎とホームは地下通路で連絡している。天理線が単線だった名残がホームの構造に見受けられる。なお自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。 | |
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S前栽駅 - 天理駅間の橋梁。 | @前栽駅 - 天理駅間の近鉄天理線の線路。 |
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A田井庄池公園に静態保存されている、D51 691と客車オハ61 930。 | |
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B天理駅(てんりえき)は、奈良県天理市川原城町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・近畿日本鉄道(近鉄)天理線の駅(後述)。天理市の代表駅である。元々別々であった日本国有鉄道(JR西日本の前身)と近畿日本鉄道の天理駅が統合されて新しい天理駅が設置された経緯から、地元では天理総合駅(てんりそうごうえき)とも呼ばれており、天理総合駅前交番など一部の機関名にもこの名が使用されている。駅前広場では天理教信者が奉仕活動として毎日清掃を行っている。 | |
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B近畿日本鉄道天理駅構造は天理線は1階に万葉まほろば線とは直角に西方から乗り入れており、ホームは頭端式4面3線で、駅西側には引き上げ線(1番線から進入・出可能)がある。改札口からは段差なしで通行できる。自動改札機は東芝製のものが設置されている。このうち赤い筐体のもの(EG-2000)は出場時2枚一括処理及びPiTaPa・ICOCAに対応する。どのホームからどの種別という区別はなされていないが、京都行の急行は3番線から発車する事が多く、通常日中は1番線が使われる事はない(天理臨特急設定時は、1番線から天理臨特急が出る)。乗車・降車用に両側にホームがあり、多客時に対応している。なお、天理線内の駅は終点である当駅を含め、全駅で大阪難波駅経由の阪神電鉄線連絡乗車券が購入可能。なお、当駅に到着した列車は、到着直後は降車ホーム側の扉のみを開き、乗客を降りたのを確認してから降車ホーム側の扉を閉め、その後で乗車ホーム側の扉を開ける形を採っている。 | |
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