廃線探索 大阪臨港線

更新日時 2011年02月06日

 大阪臨港線(おおさかりんこうせん)は、かつて大阪府大阪市に存在した、大阪環状線の貨物支線の通称である。大阪市大正区の境川信号場で大阪環状線から分岐し、浪速駅を経由して大阪港駅および大阪東港駅に至る路線で、浪速貨物線とも呼ばれており、当初は関西本線の貨物支線として今宮駅から分岐していた。大阪港駅に至る路線は大阪築港を巡回して天保山付近まで、大阪東港駅に至る路線は天保山運河東岸から安治川左岸を巡回して現在の大阪市中央体育館付近まで伸びていた。大阪港駅から百済駅や城東貨物線を経由して吹田信号場まで貨物列車が運転され、浪速駅から大阪港駅で陸揚げされた西日本旅客鉄道(JR西日本)向けのレールと砂利の輸送が行われていたが、沿線の民間倉庫会社がトラック輸送へ切り換えるようになったために貨物取扱量が減少、そこに至る路線が順次縮小していき、レール・砂利輸送も2002年頃に安治川口駅からに変更され、2006年4月にはすべてが廃止された。水路を跨ぐ箇所が多く、水防対策として線路上に大阪市港湾局管理の防潮扉が数多く設置されていた。 廃線後は線路や設備のほとんどが撤去されているが、三十間堀川に架かる橋梁は今でも残されている。
駅一覧
境川信号場 - 浪速駅 - 大阪港駅
浪速駅 - 大阪東港駅
@大阪環状線の市岡元町第2架道橋。境川信号場付近。
@大阪環状線の市岡元町第2架道橋付近と大阪臨港線の線路が書かれている地図。
A大阪環状線の市岡第1架道橋。大阪臨港線の橋台跡が残る。
B大阪臨港線の廃線跡。市岡第2架道橋。左写真の高架は大阪環状線。
C大阪臨港線の廃線跡。阪神高速17号西大阪線の高架が見える。
D大阪臨港線の廃線跡。国道43号線と交差する場所。
E大阪臨港線の廃線跡。国道43号線と交差する場所。
F大阪臨港線の廃線跡。
G臨港線跡地を花と緑の遊歩道に土の道。看板が色あせています(笑)
G大阪臨港線の廃線跡。
H大阪臨港線の廃線跡。
I大阪臨港線の廃線跡。この橋台は道路の高さに対してかなり低いですが、廃線後埋めたのですかね?
I大阪臨港線の廃線跡。
J大阪臨港線の廃線跡。
K大阪臨港線の廃線跡。
L大阪臨港線の廃線跡。
M大阪臨港線の廃線跡。地図にJR用地の記述がある。
M大阪臨港線の廃線跡。三十間堀川に橋梁が残る。
M大阪臨港線の廃線跡。大阪市港湾局管理の防潮扉がある。西濃運輸・三愛ロジスティクス。
N 大阪臨港線の廃線跡。JR日本貨物鉄道株式会社 浪速駅看板が残る。
 N大阪臨港線浪速駅(なにわえき)は、かつて大阪府大阪市港区福崎3丁目にあった日本貨物鉄道(JR貨物)大阪環状線貨物支線(通称、大阪臨港線)の貨物駅である。浪速貨物駅とも呼ばれた。、700系新幹線の一部は海上輸送の後浪速駅で陸揚げされ、甲種輸送が行われていた。700系新幹線トレーラー輸送リンク(08年08月)
N大阪臨港線の浪速駅跡。
O大阪臨港線跡。関西スーパーの物流センターの有る場所から大阪東港駅に至る路線が分岐していた。
P大阪臨港線跡。関西スーパーの物流センターを過ぎて、耕運機置き場方面へ。
Q大阪臨港線跡。大阪港駅方面へ新福崎橋を渡る所に橋梁があった。
Q大阪臨港線跡。橋梁の橋台跡。
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