更新日時 2009年12月21日

 財団法人鉄道総合技術研究所(てつどうそうごうぎじゅつけんきゅうしょ、英称:Railway Technical Research Institute)は、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道技術研究所などから業務を引き継いで発足した研究機関で、JRグループの財団法人である。略称は「鉄道総研」または「JR総研」。コーポレートカラーは薄紫色。 1986年12月10日、国鉄の本社技術開発部門および鉄道技術研究所と鉄道労働科学研究所等の業務を継承する法人として設立許可が運輸大臣(運輸省)から出され、1987年4月1日より本格的な業務を開始した。 鉄道技術や鉄道労働科学に関する研究開発、調査等を全般的に手掛ける。また重大な鉄道事故が発生した際、国土交通省運輸安全委員会(旧航空・鉄道事故調査委員会)と共に事故原因の調査などを行うこともある。設立以来世界初の物も含め数多くの技術開発などを行った実績があり、現在でも鉄道技術に関する様々な研究開発を行っている。国立研究所の所在地である国分寺市光町(ひかりちょう)は、同研究所が開発を行った新幹線の列車愛称「ひかり」号に由来する。 かつて、JR中央本線国立駅から国立研究所まで車両搬出用の引込線が延びていたが、現在は廃止されている。また、国立研究所周囲を一周するような形で線路が敷かれていたが、現在は一部のみ残存している。研究用の車両が何両か置かれているが、前述の引込線廃止により、現在は他の鉄道と接続されていない。
@JR国立駅
A線路沿いに西に進むと分岐部が解る。 A鉄道総研への引き込み線は駐輪場になっている。
Bこの駐輪場が廃線跡になる。 B旧国鉄時代の境界杭が有る。
Bこの駐輪場が廃線跡になる。 Cマンションの敷地の脇を廃線跡が・・・
Cなぜ、マンションの敷地の中に引き込み線が通っていたのだろう?
D反対側から見た廃線跡。 D道路を渡り、鉄道総研の敷地内へ
D鉄道総研の敷地内の引き込み線。
E脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。
E脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。 F試験用の台車が見える。
G脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。
H脇道のアパートから撮影した鉄道総研の敷地内。
I脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。列車のボディーの試験用か?
J脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。
J脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。 K脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。
L脇道から撮影した鉄道総研の敷地内。ガイドウエイテストライン。
Mテスト車輌。 Mテスト車輌。
Mガイドウエイテストライン。 Mガイドウエイテスト車輌。
Nパンタグラフ? N敷地内の周回線。
N敷地内の周回線。 N周回線は道路を渡り・・・
O鉄道総研敷地内。 O道路が敷地を分断している。
P鉄道総研本館の前に展示されているリニアモーターカー「MLX01ー3」。
P本館前に展示されたリニアモーターカー「ML100」
P鉄道総合技術研究所正門。
Q周回線が有ったと思われる場所。舗装路の跡が違う。
 Rこの新幹線.951形の車輌は、昭和44年に試験車輌として制作された技術開発車輌です。この車輌は、昭和47年2月24日に開業前山陽新幹線(姫路〜西明石間)で当時の電車による世界最速記録286q/hを達成しました。
平成3年2月7日財団法人鉄道総合技術研究所より国分寺市に無償壌渡され、新幹線資料館として開設した物です。車内では、新幹線発展の歴史をパネル・模型・映像等で紹介し、座席に座って休憩することも出来ます。
 R光町の由来:新幹線資料館の前に財団法人鉄道総合技術研究所があります。この研究所で東海道新幹線の開発研究が行われ、「ひかり号」が誕生したことにあやかり、「光町」と名付けられました。
R新幹線の運転台 R絶縁トロリー・吊り金具類
R1978年12月7日・1972年2月24日の最高速度記録記念盾と旧国鉄帽子
R60sレールの締結装置 RSUS概念モデル 1/20スケール
R新幹線内の鉄道模型 Rひかりプラザ内の鉄道模型
Rひかりプラザに展示されているパネル。左は餘部鉄橋?
R国分寺災害地図帳に国分寺駅から伸びる引き込み線のルートが書かれている。
Rひかりプラザ脇の周回ルートと思われる場所。
S鉄道総研
財団法人 鉄道総合技術研究所 風洞技術センター
南側 線路側入口
 新幹線955形電車(しんかんせん955がたでんしゃ)とは、東海旅客鉄道(JR東海)が300系に続く次世代の新幹線関連の技術を実験するために1995年(平成7年)に製作した高速試験用電車である。通称は、300X。編成記号はA。車体はアルミニウム合金製のボディーマウント構造を採用しているが、次世代の車両製造時のデータ収集のため車両ごとに製造方法を変えて製作された。また、先頭車形状が東京側と博多側で異なり、それぞれラウンドウエッジ型、カスプ型と呼ばれ、比較のため入れ替えることができるようになっていた。
 新幹線952形は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が騒音、微気圧波、地盤振動等の低減などの環境対策をさらに進めるため、1992年(平成4年)に製作した高速試験用新幹線電車である。通常構造の非連接車952形4両と連接構造の953形5両で1編成を構成していた。愛称はSTAR21(スター21)で、Superior Train for Advanced Railway toward the 21st century (日本語訳:「21世紀の素晴らしい電車」)の頭文字をとって名付けられたものである。
 新幹線500系電車900番台(しんかんせん500けいでんしゃ900ばんだい) は西日本旅客鉄道(JR西日本)が1992年(平成4年)に開発した、最高速度350km/hでの営業運転に必要なデータを収集するために運用された6両編成の高速試験電車であり、新幹線500系電車の原型となった車両である。ただし、形式称号こそ現在営業運転についている500系と同じだが、こちらには900番台の車両番号が付与されており、外見的・構造的には全く別の車両である。またWIN350という愛称があり、これはWest Japan Railway's Innovation for the operation at 350km/h(350km/h運転のためのJR西日本の革新的な技術開発)の略である。
 この電車は将来量産車が500系として登場することを前提として製造されたため、500系の試作車という扱いになっている。そのため、純然たる試験車両として9XX形を名乗ることはなく、また量産車とは形態がかなり異なるため量産先行車としての(500系)9000番台を名乗ることもなかったため、歴代新幹線車両の中では唯一“試作車”としての900番台となっているのが特徴的である。一般的に在来線車両の場合、900番台の試作車は量産車登場後に量産車化改造等を行い営業運転で使用されるケースが殆どであるが、この車両はその開発目的の特殊性および量産車との余りに多い相違点(外観や編成両数等)から営業運転に就くことは、最初から考慮されておらず、500系量産車就役前に廃車となった。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
財団法人 鉄道総合技術研究所
廃線探索 (財)鉄道総合技術研究所引込線