更新日時 2014年06月22日

 安房森林軌道(あんぼうしんりんきどう)とは、屋久島(鹿児島県熊毛郡屋久島町)にある森林鉄道である。観光、保存の森林鉄道以外では、日本唯一の現役の森林鉄道である。安房森林鉄道、屋久島森林鉄道ともいう。元々は、熊本営林局下屋久営林署の管轄であったが、1969年(昭和44年)に運行を終了している。現在は、荒川分岐点を境に、安房〜荒川が屋久島電工株式会社の区間、荒川から先が屋久島森林管理署の区間となっている。安房〜荒川は屋久島電工に払い下げられて発電所建設と維持管理に使用している。荒川から先は有限会社愛林に運行委託されており、屋久杉の土埋木や昔の切り株などの運搬に使用している。屋久杉の土埋木や昔の切り株は、民芸品、家具、建材に使用される。
屋久島森林管理署(愛林)区間 軌間:762mm  動力:内燃(ガソリン)
屋久島森林管理署(愛林)区間は本線の荒川分岐点〜小杉谷のうち12.9km、
小杉谷線(安房96支線)の6.1km
現在運行されている区間は、本線のうち4.5km、小杉谷線(安房96支線)の2.6km
 @屋久島空港(やくしまくうこう Yakushima Airport)は、鹿児島県熊毛郡屋久島町(屋久島)にある地方管理空港である。屋久島が世界遺産に登録されてから観光客需要が増えている。年間利用客数は、国内152,544人(2007年度)JALグループの日本エアコミューター(JAC)が、鹿児島⇔屋久島間を1日5往復運航しています。
A当時の森林軌道の写真。(トロッコ展示の説明文写真より)
A(屋久杉自然館展示)機関車 ディーゼル機関車 SAKAI A-5型 重量5t 全長3,550mm。
A(屋久杉自然館展示)トロッコ 運搬用トロリー(シラカシ製)重量 約0.6t 全長1,900mm
 @荒川登山口。現在は荒川分かれから一般車の進入が禁止されているため、屋久杉自然館からバスでのアクセスになる。(屋久杉自然館から荒川登山口までの往復で\1,700)
@荒川登山口でディーゼル機関車とトロッコ発見。現役の車両の様だ。
@荒川登山口の車両基地。
A安房〜荒川間の屋久島電工区間と小杉谷線の分岐部分。
A分岐後の橋梁と荒川。
B小杉谷線の唯一の隧道。荒川登山口側。
C小杉谷線の唯一の隧道。小杉谷側。
C隧道を出てから、直ぐに管理小屋跡がある。
C車庫前にはトロッコが留置されている。
C車庫内には機関車が見えるが、この錆び方から動くのだろうか?
C車庫前のトロッコ。 C廃車になったディーゼル機関車。
Dトロッコの脇には雨のように水が流れ出ている。 D山ツツジ?
Eウオーターシャルド。屋久島はあちらこちに滝が見られる。
F安房森林軌道小杉谷線の愛子橋。
G安房森林軌道小杉谷線。
H安房森林軌道小杉谷線。
I安房森林軌道小杉谷線。 I安房川対岸には滝が見える。
J安房森林軌道小杉谷線。
K安房森林軌道小杉谷線の太忠橋。
L安房森林軌道小杉谷線。
M崖崩れの修復作業のため、トロッコ列車が使われた様だ。線路が削られている。
N資材運搬のトロッコが通過すると書かれている。 Nこの先は崖崩れの為、通行止めだ。
N大杉橋。木造の橋梁だ。昔の森林軌道は木造の橋梁が多かったのであろう。
N崖崩れの修復工事中。朝早いため工事はしていなかったが、帰りは重機の音が響いていた。
 O崖崩れの現場を確認した後は迂回路へ。 P迂回路の反対側。 
Q安房森林軌道小杉谷線の迎橋。
R安房森林軌道小杉谷線。
S小杉谷線と石塚線の分岐点。
S安房森林軌道小杉谷線の小杉谷橋。@
@旧小杉谷小・中学校跡(校門)
@旧小杉谷小・中学校の説明看板。 @安房のヤマメについて。
@旧小杉谷小・中学校跡。校庭跡?には土が流失したのか穴が開いている。
@旧小杉谷小・中学校跡。石垣や瓦が残っている。
@旧小杉谷小・中学校跡は、安房川を渡り左カーブしたところに有る。
 @小杉谷製品事業所跡:小杉谷製品事業所は屋久島国有林開発の前進基地として、大正12年に開設された。半世紀にわたり、美しいが厳しい自然にあって、急勾配な軌道でしかも巨大な木材を運ぶ必要性から独自の制動装置をもつトロッコ運材を事業の中心とし、米国製の機関車、集材機を導入するなど常に時代の先端を切る材出技術により、天下の銘木、屋久杉を世に送り出してきた。この屋久杉材出は、島内一周林道の開設とともに、島の産業振興に大きな影響を与えた。小杉谷は、奥岳への入山するものの必須の根拠地で有った為、島の人々を始め、山、屋久杉を愛する人々に、屋久島の代名詞のように親しまれ、愛されてきた。しかし、小杉谷流域の事業も終了し、近代的な自動車道の開通を機会に閉山することとなった。
@小杉谷休憩所。
@小杉谷休憩所。
@安房森林軌道小杉谷線の小杉谷休憩所前。
A安房森林軌道小杉谷線の木橋1号。
B安房森林軌道小杉谷線。
C安房川。 C安房森林軌道小杉谷線。
D安房森林軌道小杉谷線の小型橋梁。
E安房森林軌道小杉谷線の木橋2号。
F安房森林軌道小杉谷線の木橋3号。
G安房森林軌道小杉谷線の楠川分かれ。
H安房森林軌道小杉谷線の木橋4号。
H安房森林軌道小杉谷線。右への分岐支線が有る。
H分岐の支線側。 H縄文杉方面。
H安房森林軌道小杉谷線の木橋5号。
I安房森林軌道小杉谷線の木橋6号。
Iバイオトイレ前の安房森林軌道小杉谷線。 Iバイオトイレがある。
 J三代杉。これが「三代杉」と呼ばれる杉です。一代目の倒木の上に二代目が育ち二代目の切り株の上に三代目が育っています。一代目の樹齢はおおよそ1,200年、二代目が1,000年三代目が350年と言われています。
K穴・・・ 穴が開いていたら覗いてみたくなる(笑)
K安房森林軌道小杉谷線。
L安房森林軌道小杉谷線のみだれ橋2号。
L安房森林軌道小杉谷線のみだれ橋2号からみだれ橋3号を見る。
M安房森林軌道小杉谷線のみだれ橋2号。
Mみだれ橋3号からみだれ橋2号を見る。 M下の方に安房森林軌道小杉谷線が見える。
N高塚小屋まで5.5q地点。 N安房森林軌道小杉谷線。
O石塚山が見えます。 O安房森林軌道小杉谷線。
P安房森林軌道小杉谷線。 P切った屋久杉が転がっている。
P安房森林軌道小杉谷線の木橋7号。
Q安房森林軌道小杉谷線の木橋8号。
Q仁王杉。写真を縦に写しても収まりきれません。
R 安房森林軌道小杉谷線の木橋9号。 R分岐かと思ったら・・・ 
R機関車の方向転換の場所みたいだ。
R安房森林軌道小杉谷線。 R翁岳。
S待避線?
S大株歩道入口。ここからかなりの急斜面になる。
Sここから大株歩道を縄文杉まで往復4時間コースだ。
S安房森林軌道小杉谷線はここで終点。終点にはトイレがある。
縄文杉登山 安房森林軌道石塚線 安房森林軌道屋久島電工線 宮之浦森林軌道線
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『屋久島町』を掲載」
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