更新日時 2016年01月10日
熊延鉄道(ゆうえんてつどう)とは、熊本県熊本市の南熊本駅から熊本県下益城郡砥用町(現:美里町)の砥用駅までを結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。1964年に廃止された。熊延鉄道という社名は熊本と延岡(宮崎県)を結ぶ鉄道を計画していたことから。しかし実現には至らなかった。会社は現在、熊本バスとしてバス事業を営んでいる。同地区では国鉄が宇土から浜町(現上益城郡山都町)を経由して高千穂で高千穂線に接続する路線(延宇線)を計画していたが、宇土 - 佐俣間で路線バスを運行しただけで着工には至らなかった。なお、熊延鉄道線で使用されていた気動車は江若鉄道と玉野市営電気鉄道へ、ディーゼル機関車は江若鉄道へ譲渡された。 | |
駅一覧 南熊本駅( 旧駅名:春竹) - 田迎駅 - 良町駅 - 中ノ瀬駅 - 鯰駅 - 上島駅 - 六嘉駅 - 小坂村駅 - 御船駅 - 辺田見駅 - 下早川駅(旧駅名:早川) - 浅井駅 - 甲佐駅 - 南甲佐駅 - 佐俣駅 - 釈迦院駅 - 砥用駅 |
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@上記写真は、はーさんの鉄道・旅・よしなし草 熊延鉄道(1964年)より転載。ヂハ200形、ヂハ201 南熊本駅1964年4月29日撮影。 | |
@南熊本駅(みなみくまもとえき)は、熊本県熊本市南熊本3丁目14番に所在する九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅。駅構造は相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅本屋が存在し1945年(昭和20年)の熊本大空襲では奇跡的に被災せず現在に残る。以前は熊本市電や熊延鉄道も乗り入れるなど熊本の南部の拠点駅であった。マルスは無いがPOS端末機が設備されている。九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅。近隣の西部ガス(さいぶガス)熊本工場、九州農政局庁舎(旧・熊本食糧事務所)へ引込線が延びていた。廃止された現在でも線路跡が残っている。 | |
@熊本市南部の玄関口である南熊本駅は、大正3年(1914年)6月に豊肥線(熊本−大津)の開通により開設された。当時はその地名をとって春竹駅と呼ばれていたが、、昭和15年(1940年)に南熊本駅と改称された。大正4年(1915年)春竹駅(南熊本駅)を起点として御船鉄道が開通、その後昭和2年(1927年)に御船鉄道は熊本・延岡(宮崎県)間の全線開通を目標として熊延鉄道と改称した。同4年には市電の南熊本線が辛島町から春竹駅前(南熊本駅前)まで開通した。しかし、同39年に熊延鉄道が、同45年に市電の南熊本線が廃止になった。 | |
@熊延鉄道の南熊本駅跡。 | |
@最初は熊延鉄道はこちらから出ているのかと思ったが、国土変遷アーカイブを見ると違う様だ。 | |
Aここから先は廃線跡が一度途絶える。 | Bここからまた、地図上で廃線跡と解る道が続く。 |
B熊延鉄道の廃線跡。 | |
C熊延鉄道の廃線跡は赤い屋根の家に突き当たるが、その家の後ろから再び続く。 | |
D熊延鉄道の廃線跡は細い路地を抜けて中央分離帯の有る道路の出でる。 | |
E熊延鉄道の廃線跡は中央分離帯の有る道路を抜けると再び廃線跡と解る道路が続く。 | |
E熊延鉄道の廃線跡上に用水路の橋梁が有るが、これは橋梁の幅からして、廃線後に造られた? | |
E熊延鉄道の廃線跡。 田迎駅跡。 | |
F熊延鉄道の廃線跡。 | |
G熊延鉄道の廃線跡。 託麻中の角の用水路に熊延鉄道の橋梁の鉄骨の一部が残る。 | |
H熊延鉄道の廃線跡。 | |
I熊延鉄道の廃線跡は国道57号線を渡る。旧田迎駅周辺。 | |
J熊延鉄道の廃線跡は光洋商事の工場に突き当たる。 | |
K光洋商事工場脇の熊延鉄道の廃線跡。 | |
L熊延鉄道の廃線跡。 | |
M熊延鉄道の廃線跡。 | |
N熊延鉄道の廃線跡。 | |
O熊延鉄道の廃線跡。 | |
P熊延鉄道の廃線跡。築堤が残る。 | |
Q熊延鉄道の廃線跡。 | |
R熊延鉄道の廃線跡。 | |
S熊延鉄道の廃線跡。国道266号線の中ノ瀬バス停付近。 | |
@熊延鉄道の廃線跡。国道266号線の加勢川を渡った付近。 | |
A熊延鉄道の廃線跡。国道266号線の鯰バス停付近。 | |
B国道266号線から、左へ入る道が有るが、それが熊延鉄道の廃線跡。 | |
C熊延鉄道の廃線跡と解る道が続く。 | |
D熊延鉄道の廃線跡と解る道が続く。 | |
E白い色が落ち文字が消えているが、これは間違いなくコンクリート製のキロポストだ。(7qポストと思われる) | |
F廃線跡と解る道が途切れると駐車場になっているが、そこは上島駅跡だ。 | |
G上島駅跡の駐車場を過ぎると用水路があるが、そこに熊延鉄道のガーター橋が残る。 | |
G熊延鉄道のガーター橋。ここから先は熊延鉄道の廃線跡の痕跡が暫くは無い。 | |
H熊延鉄道の廃線跡と思われる場所。 | |
I国道245号線の側道が熊延鉄道の廃線跡か? | |
J熊延鉄道の廃線跡。六嘉バス停付近。旧六嘉駅周辺か? | |
K熊延鉄道の廃線跡は国道245号線に飲み込まれてしまっている。 | |
L熊延鉄道の廃線跡は国道245号線から再び離れて行く。この辺が 小坂村駅周辺と思われる。 | |
L熊延鉄道の廃線跡は道路に転用されている。 | M熊延鉄道の廃線跡は道路に転用されている。 |
N熊延鉄道の廃線跡は道路に転用されている。 | O熊延鉄道の廃線跡は道路に転用されている。 |
P熊延鉄道の廃線跡と御船のマンホール。 | |
P熊延鉄道の廃線跡。旧御船駅周辺。 | |
Q熊延鉄道の廃線跡。 | |
R熊延鉄道の廃線跡の橋梁は熊延鉄道のガーター橋の鉄骨を利用している。 | |
S旧辺田見駅周辺。熊延鉄道の廃線跡はここからは国道443号線に転用されている。 | |
@妙見坂隧道は熊延鉄道の妙見坂隧道を拡張し道路用の隧道に転用した。1977年11月竣工。 | |
A熊延鉄道の廃線跡。 | |
B熊延鉄道の廃線跡。 | |
C熊延鉄道の廃線跡。旧下早川駅(旧駅名:早川)跡。 | |
C熊延鉄道の廃線跡。この間は廃線跡が辿れない。D | |
E熊延鉄道の廃線跡。 | |
F熊延鉄道の廃線跡。 | |
G電柱の脇に元浅井駅の記念碑が建てられている。後数年したら無くなってしまいそうだが。 | |
H熊延鉄道の廃線跡。昔も切り通しだったのであろう。 | |
I熊延鉄道の廃線跡。 | |
J熊延鉄道の廃線跡は甲佐高校の中に埋もれてしまっている。 | |
K熊延鉄道の廃線跡。元甲佐駅跡の記念碑が建てられている。熊本バスの車庫になっている。 | |
上記白黒写真 出典:株式会社ネコ・パブリッシング 熊延鉄道 熊本バス提供 緑川を渡る橋梁。 | |
L緑川を渡る場所。 旧南甲佐駅周辺? | M熊延鉄道の廃線跡。 |
M熊延鉄道の廃線跡の橋台跡が残る。元甲佐駅跡からここまで痕跡は見つけられなかった。 | |
M熊延鉄道の廃線跡の築堤が残る。 | |
N熊延鉄道の廃線跡。 | |
O熊延鉄道の廃線跡。電子国土ポータルの地図に出ている築堤の跡。 | |
P熊延鉄道の廃線跡は右写真の広場から左方向へ。 | |
Q熊延鉄道の廃線跡。 | |
Q熊延鉄道の廃線跡。ロックシェルドが有るが、ロックシェルド間が開いているため効果が有るのか? | |
Q熊延鉄道の廃線跡。熊延鉄道時代のものか? | |
Q熊延鉄道の廃線跡。 | |
上記白黒写真 出典:株式会社ネコ・パブリッシング 熊延鉄道 熊本バス提供。 | |
R熊延鉄道の廃線跡。津留川を1番目に渡っていた鉄橋の跡。 | |
R熊延鉄道の廃線跡。津留川を1番目に渡っていた鉄橋の跡。 | |
S二俣橋:釈迦院川と津留川の合流点に連なって架かるこの橋は文成13年(1830年)種山村の石工嘉八によって架けられたものである。嘉八は矢部町の通潤橋の架橋で知られる丈八(橋本勘五郎)の父で、現在の八代郡東陽村の人である。この二橋は、矢部・砥用方面と松橋方面及び甲佐方面を結ぶ重要道路が交差する要所であり景観も良く往来する人々の良き休憩所となっていた。この二橋の特徴は二ッの川に直角に架けられて連なっていることと下記のように長さ・幅・高さが殆ど同じということであり別名「双子橋」とも呼ばれている。第一橋(釈迦院川)長さ28m 幅3.3m 高さ8m 第二橋(津留川)長さ27m 幅2.5m 高さ8m。 | |
S二俣橋。 | |
@熊延鉄道の廃線跡。旧佐俣駅跡周辺。 | |
A馬門橋は通行止めになっている。 | |
A馬門橋から見た熊延鉄道の廃線跡の橋台。津留川を2番目に渡っていた鉄橋の跡。 | |
B熊延鉄道の廃線跡の橋台。津留川を3番目に渡っていた鉄橋の跡。 | |
C釜福園製茶工場近くの川。 | |
C釜福園製茶工場角の民家に釈迦院駅駅名標が残る。 | |
C釈迦院駅跡。 | |
D熊延鉄道の廃線跡。 | |
E熊延鉄道の廃線跡。 | |
F熊延鉄道の廃線跡。 | |
G熊延鉄道の廃線跡。 | |
H熊延鉄道の廃線跡。 | |
I熊延鉄道の廃線跡。 | |
J熊延鉄道の廃線跡。津留川を渡る下永富橋は道路橋に転用されている。 | |
J熊延鉄道の廃線跡。下永富橋の橋梁の名盤に熊延鉄道株式会社の文字が見える。 | |
K熊延鉄道の廃線跡。 | |
L熊延鉄道の廃線跡。旧砥用駅周辺。 | |
お別れ列車。 旧砥用駅周辺。 | |
蒸気機関車5号機。旧砥用駅周辺。 | |
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