更新日時 2012年09月04日
西日本製紙坂本工場専用線:西日本製紙坂本工場は、熊本県八代市にあった九州では初めての近代的製紙工場。1898年10月東肥製紙坂本工場として操業開始。1933年5月18日 富士製紙とともに王子製紙に合併。戦後の財閥解体による王子製紙解体(1949年)に際して、坂本工場は十條製紙(現・日本製紙)に継承された。1966年(昭和41年)12月十條製紙坂本工場閉鎖(翌年西日本製紙株式会社の工場として再稼動、1988年(昭和63年)9月再閉鎖)JR肥薩線坂本駅へ接続されていた引込み線跡と坂本隧道などを見ることができる。工場付属の水力発電所の深水発電所と鮎帰発電所は操業当時のままの姿で現存している。 | |
@坂本駅(さかもとえき)は、熊本県八代市坂本町坂本にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。旧・坂本村の中心地に位置する。特急「九州横断特急」・「くまがわ」が停車する。 | |
@坂本駅構造は相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては2面3線のホームと通過線を有しており、上りホームにはD51の停止位置目標表記や貨物ホーム跡が残る。互いのホームは構内踏切で連絡している。木造の古い駅舎を持つ。1986年11月以降は簡易委託駅となっていたが、2008年11月頃に完全無人化された。くま川ワイワイパーク(西日本製紙工場跡)当駅より工場まで専用線が伸びていた。 | |
@SL人吉は、九州旅客鉄道(JR九州)が熊本駅 - 人吉駅間を鹿児島本線・肥薩線経由で運行している、蒸気機関車牽引による臨時快速列車である。矢岳駅前の人吉市SL展示館にて静態保存されていた58654(8620形)は、復元されたうえで1988年8月28日に熊本駅 - 宮地駅間運行の快速「SLあそBOY」として営業運転に復帰したが、人吉市に保存されていた縁もあり、年間数日程度「SL人吉号」として人吉発着で運行されていた。このため機関車・客車は「SLあそBOY」と共用であった。58654は小倉工場で修復され、肥薩線が開業100周年を迎える2009年(平成21年)4月25日から熊本駅 - 人吉駅間で58654とリニューアルした客車による蒸気機関車牽引による列車が運転開始された。愛称名は旧来の愛称名から「号」を省いた「SL人吉」とされた。SL人吉のユーチューブ動画リンク | |
@坂本駅の貨物ホーム跡。 | |
A西日本製紙坂本工場専用線の橋台が残る。 | |
A西日本製紙坂本工場専用線の橋台の先の廃線跡。 | |
B西日本製紙坂本工場専用線の坂本隧道。坂本駅側。 | |
C西日本製紙坂本工場専用線の坂本隧道内。蝙蝠が住み着いている。 | |
D西日本製紙坂本工場専用線の坂本隧道。西日本製紙工場側。 | |
E西日本製紙坂本工場専用線の廃線跡。駐車場建設のためスロープに付け替えられている。 | |
F西日本製紙坂本工場専用線の廃線跡。駐車場に転用されている。 | |
G西日本製紙坂本工場専用線跡の下にトンネルが工場用のトンネルか? | |
H西日本製紙坂本工場跡の昭和28年(1953年)熊本縣建造二等橋。下ヶ鶴橋。 | |
I西日本製紙坂本工場専用線跡はくま川ワイワイパークになっている。 | |
J西日本製紙坂本工場専用線跡のくま川ワイワイパーク。 | |
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