更新日時 2014年11月03日
香月線(かつきせん)とは、福岡県中間市の中間駅と同県北九州市八幡西区の香月駅とを結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方交通線)である。1985年に全線が廃止された。石炭輸送のための貨物線として開業した。一時は、中間 - 新手間が3線化(旅客列車用の単線+貨物列車用の複線)されるなど活況を呈したが、周辺炭鉱の閉山により輸送量は激減し、最終的には全線が単線化された。1980年の国鉄再建法の施行を受け、第一次特定地方交通線として廃止対象路線となった。末期には、坑道が原因による地盤沈下から、鉄道が道路をまたぐ立体交差地点では自動車の通行ができなくなるなどといった事態も発生し、また中間市の都市開発の阻害ともなるため、市や住民から廃止運動が起こっていた。 | |
日本国有鉄道 香月線(廃線) 中間駅 - 新手駅 - 岩崎駅 - 香月駅 |
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@中間駅(なかまえき)は、福岡県中間市中央二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(福北ゆたか線)の駅である。かつては当駅から香月線が分岐していた。 | |
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@中間駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線と、合計2面3線を有する地上駅。駅舎は単式ホームの東側に接して置かれ、二つのホームを跨線橋が結ぶ。その跨線橋から駅の西側にも通路が伸びており、西口の駅舎が置かれている。業務委託駅。マルス端末の設置駅で、みどりの窓口が東側の駅舎にある。西口の駅舎には自動券売機が一台設置されている。自動券売機の設置は東側の駅舎にもある。2010年秋頃から国およびJRと中間市の協議でエレベータ設置工事が始まり、翌年春に東側の単式ホームと西側の島式ホームにそれぞれ完成した。 | |
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A香月線の中間駅 - 新手駅間の廃線跡。 | |
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B香月線の中間駅 - 新手駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。 | |
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C香月線の中間駅 - 新手駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。 | |
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E香月線の新手駅 - 岩崎駅間の廃線跡。筑豊線の線路とアンダークロスする。 | |
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F香月線の新手駅 - 岩崎駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。 | |
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F香月線の新手駅 - 岩崎駅間の廃線跡。道路脇に旧国鉄の境界杭が残る。 | |
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G香月線の新手駅 - 岩崎駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。 | |
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H岩崎駅(いわさきえき)は、かつて福岡県中間市弥生町にあった、日本国有鉄道(国鉄)香月線の駅(廃駅)である。駅構造は廃止時は単式ホーム1面1線を持つ無人駅であったが、かつては相対式ホーム2面を有した。駅を出た後に川を渡る橋台が残る。 | |
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I香月線の岩崎駅 - 香月駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。 | |
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J香月線の岩崎駅 - 香月駅間の廃線跡。廃線跡は遊歩道に転用されている。 | |
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K香月線の岩崎駅 - 香月駅間の廃線跡。廃線跡は遊歩道に転用されている。 | |
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L香月線の岩崎駅 - 香月駅間の廃線跡。老人ホーム及びバスの車庫が廃線跡。 | |
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M香月駅(かつきえき)は、かつて福岡県北九州市八幡西区大字香月にあった、日本国有鉄道(国鉄)香月線の駅(廃駅)である。なお当駅は北九州市内に存在したが、その中心駅である小倉駅へ出るにはいったん中間市・水巻町を経由しなければならない「飛び地駅」であったため、特定都区市内の対象からは外されていた。駅構造は廃止時は単式ホーム1面1線を持つ有人駅で、本線のほか機回し線を有した。 | |
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