更新日時 2011年02月25日
岩倉支線(いわくらしせん)とは、愛知県岩倉市の岩倉駅から同県小牧市の小牧駅までを短絡して結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線である。元は名古屋電気鉄道(名古屋鉄道の前身)が、メインルートである犬山線の培養線として、小牧までを結んだ路線であり、路線名も開通当初は「小牧線」であった。しかし、城北線(後の大曽根線、現在の小牧線)が開業すると、名古屋方面へのメインルートの座をそちらに奪われ、当線は一ローカル線となり、岩倉支線と改称された。結局、名古屋市内への鉄道連絡は直結路線である現小牧線に託されることとなって、当線は廃止された。現在は、名鉄バスが当路線廃止後の代替バスを運行している。後から建設された直結路線にメインルートの座を奪われ廃止になるという経緯は、同じ岩倉から分岐していた一宮線に似たものがある。しかし、現小牧線のターミナル上飯田駅は、名古屋市電廃止により名古屋市中心部への鉄道連絡がなくなってしまったことから、小牧以北から犬山線を経由して名古屋まで鉄道で結ぶ当線の廃止は尚早だったのではないかという意見も少なからずあった。その後、小牧と名古屋市中心部が鉄道で結ばれるのは、2003年3月の名古屋市営地下鉄上飯田線開通まで待つこととなる。 | |
名鉄岩倉支線(廃線) 岩倉駅 - 中市場駅 - 小木駅 -小針駅 - 西小牧駅 - 小牧駅 |
|
@小牧駅(こまきえき)は、愛知県小牧市中央一丁目にある名古屋鉄道(名鉄)小牧線の駅である。1991年 - 2006年に存在した桃花台新交通桃花台線の駅でもあった。1964年(昭和39年)4月25日 - 名古屋鉄道岩倉支線廃止、代替バス運行開始。1989年(平成元年)4月 - 現在の小牧駅バスターミナルが開業する。 | |
A私がよく宿泊する小牧シティーホテルは小牧線旧ルートの廃線跡。 | |
B旧小牧駅前の道を進むと、一端空き地にぶつかるが、ここで岩倉支線と小牧線が分岐していた。 | |
C小牧シティーホテルの裏にある小料理屋(大皿料理?)かず美のママさん(生き証人)に聞くと、この道路の右側の家の部分が割り堀になっていたそうである。 | |
Cかず美のママさんが19歳の時。かず美のママさんの後ろ側が、名鉄岩倉支線の埋め戻された跡。右奥が自動車学校。 | |
C小牧自動車学校は小牧線と岩倉支線の分岐の三角地帯の位置する。 | |
D西小牧駅迄は高台になっていて、小牧−西小牧駅間は割堀になっていた。 | |
E西小牧駅(にしこまきえき)は、かつて愛知県小牧市桜井本町に存在した名古屋鉄道岩倉支線の無人駅である。1946年(昭和21年)11月5日に開業。1964年(昭和39年)4月25日の同線廃止とともに廃止となった。 | |
F西小牧駅を過ぎると常普請2丁目南付近で用水路にさしかかる。ここに小型の橋梁が有ったと思われる。右写真は岩倉支線の橋台かは解らないが、橋台らしきものが見える。 | |
G小牧市市之久田土地区画整理事業竣工記念碑。 | |
Hこの畑で農作業をしているおばさんに聞くと、2色ツートンのアパートの位置が岩倉支線の廃線跡の様だ。 | |
H常普請3丁目西交差点のガソリンスタンドの位置から県道25号線沿いに岩倉まで廃線跡が続いていた。 | |
I県道25号線が名鉄岩倉支線の廃線跡だ。 | |
J小針駅(おばりえき)は、かつて愛知県小牧市外堀2丁目に存在した名古屋鉄道岩倉支線の駅である。1920年(大正9年)9月23日、同線開業と同時に開業。途中駅が無人化された後、1964年(昭和39年)4月25日の同線廃止とともに廃止となった。 | |
K名古屋高速11号小牧線は当時は無かったが、国道41号線はあった。花塚橋南交差点。 | |
K岩倉支線もこの用水路を渡っていたと思われる。 | |
L小牧南高校口バス停。 | |
M小木駅(こきえき)は、かつて愛知県小牧市小木東1丁目に存在した名古屋鉄道岩倉支線の駅である。1920年(大正9年)9月23日、同線開業と同時に開業。途中駅が無人化された後、1964年(昭和39年)4月25日の同線廃止とともに廃止となった。 | |
N岩倉に向かって緩やかな勾配で下って行く。 | |
O巾下川を渡る。名鉄岩倉支線もこの川を渡っていたのであろう。 | |
P小木口バス停。 | P名鉄岩倉支線廃線跡。 |
Q県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡)天戸川を渡る。 | |
R県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡)岩倉団地バス停。 | |
S県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡) | |
@県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡) | A県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡) |
B県道25号線(名鉄岩倉支線廃線跡) | B岩倉市のカラーマンホール。 |
B五条川の桜。昔はこの川で染め物を洗っている風景が見られたのだが・・・ | |
B中市場駅(なかいちばえき)は、かつて愛知県岩倉市中本町に存在した名古屋鉄道岩倉支線の駅である。1920年(大正9年)9月23日、同線開業と同時に開業。その後、同線廃止前に廃止となった。 | |
Cここで、左カーブして岩倉駅へアプローチしていた。 | |
C神明太一宮。 | |
C神明太一宮境内。 | |
D昔は細い一方通行の道路でしたが、区画整理で廃線跡の痕跡も無くなっています。 | |
Eこの辺で岩倉支線が接続していたと思われる。 | |
E岩倉駅(いわくらえき)は、愛知県岩倉市本町にある、名古屋鉄道犬山線の駅である。全列車が停車し、名鉄名古屋方面からの普通列車は約半数が当駅で折り返す。その代わり準急は当駅から新鵜沼駅まで、各駅に停車する。2008年12月27日のダイヤ改正時より、地下鉄鶴舞線からの直通列車は一部を除いて当駅で折り返している。駅構造は地平に島式ホーム2面と線路4線がある他、北側に行き止まりの線路が1本ある。当駅の下を横断する東西地下連絡道が1985年に設置されたのに併せて、改札口は地下にこの通路に接して設けられている。なおトイレは構内にはなく、改札を出て中出口の北側の階段の先と、東口の南側の階段の先にある。また、2009年10月に名鉄のバリアフリー対応として地下道とホームを接続するエレベーターを下りホーム、上りホームに各1基ずつ設置され、地下の各エレベーター入り口前には新たに精算機と自動改札機が設置された。エスカレーターは設置されていない。鳴海駅と共に名鉄では珍しく、外側線が本線、内側線が待避線となっている。 | |
戻る Copyright (C) 2006-2023 hotetu.net All Rights Reserved 外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |