更新日時 2011年02月05日

 東武大谷線(とうぶおおやせん)は、かつて栃木県にあった東武鉄道の軌道・鉄道路線である。宇都宮市内一円に軌道を敷設していた、宇都宮石材軌道という人車軌道および軽便鉄道が前身である。宇都宮の大谷地区で採掘される石材(大谷石)の輸送を目的に、1895年に測量開始、1897年に宇都宮西原町 - 大谷荒針間を宇都宮軌道運輸として開業させる。翌年には、立岩・弁天山への延伸も図られたのであるが、西原町に集まってくる石材の出荷法が問題となり、1903年に日本鉄道の鶴田駅(今は日光線)まで延伸した。その頃、野州人車鉄道石材なる別の人車軌道も戸祭 - 徳次郎間などで開業していたが、合理化のため両社は合併する事になり、1906年に宇都宮石材軌道となった。しかしその後、バスの発達により苦境を強いられるようになり、宇都宮石材軌道では一部路線の廃止後、夷隅軌道より1928年にガソリンカーを購入して旅客輸送の近代化を図った。だが営業成績は好転せず、1931年には宇都宮線を開業させた東武鉄道に合併されて同社の大谷軽便線・大谷軌道線(大谷線)となったが、1964年に全廃となった。
1931年(昭和06年)8月11日 宇都宮線開通と同時に開業。12月27日大谷線西川田 - 新鶴田間が開通。
1964年(昭和39年)6月16日 大谷線西川田 - 立岩間が廃止。これにより大谷線全線が廃止。
上記写真はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。宇都宮人車軌道本社前の様子。
ヤフオクで落札した大谷遊楽園の絵はがき(宇都宮石材軌道株式会社)
 5号蒸気機関車は、1921年(大正10年)栃木県の宇都宮石材軌道(株)(昭和6年東武鉄道(株)へ合併)が日本車輌製造(株)より購入しました。その後、東武鉄道のNO.58をへて、1939年(昭和14年)に鹿島参宮鉄道(株)(現・関東鉄道(株))竜ヶ崎線へ移動し、1970年(昭和45年)頃まで使用されました。動揺改善が目的と思われるヘンシャル形の変形と言える従輪付きで、C1の軸配置は日本車両製造(株)で作られた数多くの蒸気機関車の中でも現存する最古のものと言えましょう。(栃木県おまちゃのまち駅前に静態保存)
 @西川田駅(にしかわだえき)は、栃木県宇都宮市にある東武鉄道宇都宮線の駅である。
 @西川田駅構造は島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎はホームの東武宇都宮方にあり、東西の出入り口とは地下自由通路により連絡している。1990年代中期まで東口地下自由通路入口付近には旧駅舎があり、駅舎移転後も臨時の出札窓口と個人経営の売店として使われていた。PASMO対応簡易ICカード改札機設置駅。2006年に廃止された宇都宮競馬場が近接しており、競馬開催日には乗降客が急増した。また栃木県総合運動公園の最寄り駅でもあることから、ホーム幅員は広めとなっている。
A踏切から先の側道が東武大谷線の廃線跡の様だ。
B東武宇都宮線と暫く平行して走り、陸橋の手前で左へ分岐して行く。
C東武大谷線の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。
D東武大谷線の廃線跡。廃線跡は道路に転用されている。
E東武大谷線の廃線跡。
E東武大谷線の廃線跡。最初は左写真の様だったが、枯れ草をどけたら鉄橋が出てきた。
E東武大谷線の廃線跡。鶴田川を渡るこの辺りに橋梁が有ったと思われる。
 F近年までJR日光線を越えるガードの周辺の築堤とガードが残っていたが、宇都宮環状道路の建設に伴いこれらの遺構は姿を消した。G
 H県道3号線を進みJR日光線を超えると直接アクセスは出来ないが左へ行く道が有る。それが、東武大谷線の廃線跡だ。
I東武大谷線の廃線跡。楡木街道と交差する部分。
J東武大谷線の廃線跡。県道6号線と交差する部分。
K東武大谷線の廃線跡。左が東武大谷線の廃線跡。
L東武大谷線の廃線跡。この先軌道跡が解る築堤が残る。
L東武大谷線の廃線跡。
M東武大谷線の廃線跡。
M東武大谷線の廃線跡。
M東武大谷線の廃線跡。
N東武大谷線の廃線跡。
O東武大谷線の廃線跡は明保通りに転用されている。
P東武大谷線の廃線跡は明保通りに転用されている。
Q東武大谷線の廃線跡は明保通りに転用されている。
R東武大谷線廃線跡の明保通りは県道70号線(大谷街道)と交差する。
R東武大谷線廃線跡。ここから再び廃線跡と解る場所が続く。
S東武大谷線廃線跡。
@東武大谷線廃線跡。この辺はまだ東武鉄道の社有地の様だ。
Aこの歩道みたいな部分は東武大谷線廃線跡。東武鉄道の社有地。
Bこの歩道みたいな部分は東武大谷線廃線跡。東武鉄道の社有地。
C東武大谷線廃線跡。
C東武大谷線廃線跡。
D東武大谷線廃線跡。
E東武大谷線廃線跡。
F東武大谷線廃線跡。
G東武大谷線廃線跡。
H東武大谷線廃線跡。
I東武大谷線廃線跡。
J東武大谷線廃線跡。
K東武大谷線廃線跡。
L東武大谷線廃線跡。
Mインターネットで調べましたが、詳細な情報は有りませんでした。裏に大きな大谷石が有ります。
N東武大谷線廃線跡。
O東武大谷線の立岩駅跡は立岩児童公園になっている。
O折りたたみ自転車で散策。
O東武大谷線の立岩駅跡。
戻る Copyright (C) 2006-2023 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
廃線探索 東武大谷線