更新日時 2011年01月31日

 芝浦埠頭貨物線は東海道本線貨物支線で汐留駅 - 芝浦駅間を運行していた。芝浦駅(しばうらえき)は、東京都港区海岸3丁目にあった日本国有鉄道(国鉄)東海道本線貨物支線の貨物駅である。東京港芝浦埠頭にあった駅で、駅構内はその北、日の出埠頭や竹芝埠頭まで広がっていた。駅構内には車扱貨物ホームが併設され、一般車扱貨物や荷物を有蓋車から積み降ろしていた。また駅周辺には埠頭に隣接した倉庫が多くあり、それらへの専用線や構内側線があった。船舶輸送された貨物は一旦倉庫へ運ばれた後、有蓋貨車に積み込まれ鉄道輸送されていった。その他、日本セメント(現・太平洋セメント)や宇部興産のセメントサイロ及び施設への専用線もあり、セメントを取り扱っていた。このように、当駅は芝浦埠頭周辺の鉄道貨物輸送の拠点駅であったが、トラックの普及による鉄道貨物輸送の衰退や、コンテナの登場により輸送方式が変化したことで貨物取扱量が減少、1985年に廃駅になった。現在、汐留駅 - 当駅間の路線跡には東京臨海新交通臨港線(ゆりかもめ)が敷設され、当駅事務所跡付近には芝浦ふ頭駅が開設されている。
東海道本線貨物支線
汐留駅 - 芝浦駅
@芝浦埠頭貨物線の廃線跡。汐留駅構内跡付近。
A芝浦埠頭貨物線の廃線跡。首都高速と交差する付近。
B芝浦埠頭貨物線の廃線跡。首都高速と交差する付近。
C芝浦埠頭貨物線の廃線跡はゆりかもめ高架に転用されている。
D芝浦埠頭貨物線の廃線跡はゆりかもめ高架に転用されている。
 E芝浦埠頭貨物線の廃線跡。竹芝駅(たけしばえき)は、東京都港区海岸一丁目にある東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の駅。駅番号はU-03。竹芝埠頭は延長465m、水深7.5m、N,O,P の3バースからなる。伊豆諸島・小笠原諸島への人や物資の玄関口としての機能のほか、第三セクターの竹芝地域開発株式会社による整備・再開発が行われた。
F芝浦埠頭貨物線の廃線跡はゆりかもめ高架に転用されている。
 G芝浦埠頭貨物線の廃線跡。日の出桟橋からは、日の出〜浅草を結ぶ隅田川ライン、晴海・お台場海浜公園を結ぶお台場ライン、東京ビッグサイト・パレットタウンを結ぶ東京ビッグサイト・パレットタウンラインが運行されています。
H芝浦埠頭貨物線の廃線跡。日の出埠頭の倉庫。
I芝浦埠頭貨物線の廃線跡。日の出埠頭の倉庫。
J芝浦埠頭貨物線の廃線跡。日の出埠頭の倉庫。
K新日之出橋の所に残る芝浦埠頭貨物線の橋台跡。
L芝浦埠頭貨物線の廃線跡。芝浦埠頭の倉庫。
M芝浦埠頭貨物線の廃線跡。芝浦埠頭の倉庫。
 N芝浦駅 - かつて同地にあった日本国有鉄道(国鉄)東海道本線貨物支線の貨物駅。芝浦ふ頭駅は、その芝浦駅の事務所跡付近に位置する。
Oこの小屋は当時の機関庫の様です。
P芝浦埠頭の終点辺り。芝浦埠頭の倉庫。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
廃線探索 芝浦埠頭貨物線