更新日時 2010年03月06日
石川県立航空プラザ(いしかわけんりつこうくうプラザ)は石川県小松市安宅新町にある航空専門の博物館である。小松飛行場(小松空港)の北側に位置している。1995年11月27日に開設された航空機および航空を主体にした博物館で、日本海側では唯一の航空博物館である。開設者は石川県で施設の管理運営は財団法人小松市施設管理公社が行っている。 屋外および航空プラザ1階にはヘリコプター、航空自衛隊の戦闘機、パラグライダーなど飛行機実機の常設展示されており、展示機によっては着席することもできる。また、YS-11のシミュレーター(全日空で実際に使用されていたもの)や航空管制シミュレーターも体験することが出来る。なお、シミュレーター利用は有料。 2階では航空機の歴史や構造について模型などの展示が行われている。 | |
敷地面積:16,289m2 建築面積:4,785m2 延床面積:6,0182 開館時間:9時〜17時 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日 入場料:無料(シミュレーターなど一部設備は有料) |
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石川県立航空プラザ。1995年11月27日に開設された航空機および航空を主体にした博物館で、日本海側では唯一の航空博物館である。開設者は石川県で施設の管理運営は財団法人小松市施設管理公社が行っている。 | |
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石川県立航空プラザ。 | HSS-2B 対潜ヘリコプター(海上自衛隊) |
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HSS-2B 対潜ヘリコプター内。アメリカのシコルスキー社が製造した航空母艦搭載用対潜ヘリコプターで、1961年6月に第一線に登場して以来40年近く現役についている傑作機です。海上自衛隊でも三菱重工業で国産した機体も含め167機を所有し、対潜および救難、輸送に使用していました。展示機は、昭和58年3月に三菱重工業において製造され、海上自衛隊館山航空基地で平成7年7月に用途廃止になったものです。 | |
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石川県立航空プラザ1F風景。 | |
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ソッピース F1。 | 模型(笑) |
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三菱零式艦上戦闘機22型。 | 戦闘機パイロット。 |
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石川県立航空プラザ内の売店。 | |
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航空マニアが喜びそうな品々がいっぱい(笑) | |
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YS-11のシミュレーター。この展示の機材は、日本航空製造株式会社が戦後初めて国産したプロペラ型旅客輸送機YS-11A型機の模擬飛行装置(フライトシミュレータ―)です。日本無線株式会社が昭和45年11月に製造し全日本空輸株式会社に納入されて、平成12年6月まで約30年にわたりパイロットやシミュレーター教官及び教官要員の訓練、技能審査員、整備士などの習熟訓練に使用されてきました。除籍後は、全日本空輸株式会社のご好意により石川県立航空プラザの展示用として寄贈されることになり、同社の大阪訓練センターから平成13年4月15日に納入されました。 3軸サポート方式で日本電気株式会社製のNEAC3200型コンピュータによって、YS-11型機の地上や空中における各種の機動状態が再現できる構造になっています。当館の展示にあたっては設備の都合から動揺(モーション)装置を固定して、前面のスクリーンに上映された空中の様子を操縦席内から楽しむ事ができるよう改修されています。幅約3.5m、奥行き約4m、高さ約4.5m。利用は1回500円で、所要時間約10分です。 | 小松空港模型。 |
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OH-6J(ヘリコプター) OH-6はアメリカ合衆国の航空機メーカー、ヒューズ・ヘリコプターズ社が開発した小型ヘリコプター。アメリカ軍における愛称は「カイユース」(Cayuse)。機体形状から「フライングエッグ(空飛ぶ卵)」の別名でも呼ばれている。わが国では、陸上、海上自衛隊向けに川崎重工がライセンス生産している小型タービン・ヘリコプター。メインローターは、全関節式の4枚ブレードで、卵形の胴体など、全体的にコンパクトにまとめられています。空気抵抗が少ないため速度性能がよく、しかも宙返りができるほどの運動性、操作性に富んだ機種です。 | TH-55J(練習用ヘリコプター) ヒューズ TH-55 オセージ(Hughes TH-55 Osage)は、アメリカ陸軍向けにヒューズ航空機で製造されたレシプロエンジンを搭載した小型・練習ヘリコプターである。本機は小型多用途ヘリコプターのモデル 269系としても製造され、この中の幾つかはモデル 300として販売された。モデル 300Cは1983年以降シュワイザー・エアクラフト社で生産及び更なる開発が行われた。小型レシプロ・エンジンヘリコプターで、全関節式の金属製3枚ローターを持ち、機体は簡易でシンプルな鋼管溶接構造。整備性、操作性がよく、アメリカ陸軍では初歩ヘリコプター訓練機として、約800機も導入されています。わが国でも同様に陸上自衛隊の基本練習機として用いられてきました。また、民間では農薬散布などに使用されています。 |
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おっさん?(笑) | キャビン内での仕事。 |
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機内食とケータリング会社。 | 飛行機のメンテナンス。 |
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ボーイング747−400テクノジャンボ。 | 椅子。 |
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飛行機の模型。 | |
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エバンスVP-1アメリカ製の組立式飛行機です。機体の材質はアラスカ桧とボート用合板で、主翼と尾翼は羽布張りで仕上げられているほか、金属類については全て航空機規格のものが使用されています。 本機は、富山市内在住の方が自分で手作りした飛行機で空を飛んでみたいという願いから6年がかりで自作したものです。製作者は、中学生の頃アメリカでは手作りの飛行機が飛んでいることを知り、26歳の時アメリカのエバンス・エアクラフト社から図面と材料を購入し、苦心の末6年の歳月を費やして完成させ、1986年5月に羽咋市千里浜海岸砂地を滑走路にして遂に約20分間の初飛行に成功しました。 材料は大半がアラスカ桧と合板、表面は羽布張り仕上げの構造で、エンジンは空冷式の自動車エンジンを改良したものです。後進の参考資料として、平成8年9月から展示しています。 | ピラタス PC-6Bターボポーター。ピラタス PC-6はスイスのピラタスが開発した軽飛行機。単発プロペラ機であり、生産機数は900機以上。初飛行は1959年4月。愛称はポーター/ターボ・ポーター。 |
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T-33A(航空自衛隊) T-33は、アメリカ空軍初の実用ジェット戦闘機P80から発展した、初の複座ジェット練習機。米空軍における愛称は、原型のロッキードP80同様シューティングスター(Shooting Star:流星の意)。米海軍でもTO(後にTVと改称)の名称で使用された。生産開始から半世紀以上経過した1990年代以降も現役で、日本の航空自衛隊でも永年運用されていた。朝鮮戦争の頃から急激にジェット化が進んだ戦闘機のパイロットを養成するために、当時アメリカ空軍の主力戦闘機として活躍していたP-80の胴体を1m伸ばして改良されたジェット練習機。最盛期には、カナダ、西ドイツ、ブラジル、ギリシャ、パキスタンなどの空軍で使用され、世界で最も多く生産された機種です。わが国でもライセンス生産が行われ、1999年まで航空自衛隊で使用されました。 | |
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F-104Jスターファイター(航空自衛隊) F-104 は、ロッキード社が開発した超音速ジェット戦闘機。愛称はスターファイター (Starfighter)。加速、上昇力、超音速性能に優れた「最後の有人戦闘機」としてアメリカでデビュー。航空自衛隊で高高度、超音速要撃機として活躍しました。NATO諸国及び台湾でも使用されました。 | |
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F-104Jスターファイターのお・し・り。 | T-2ブルーインパルスのお・し・り。 |
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T-2ブルーインパルス T-2は日本・航空自衛隊の高等練習機。三菱重工業が製造。初飛行は1971年(昭和46)7月20日。日本が初めて開発した超音速航空機である。2006年(平成18)3月2日に岐阜基地・飛行開発実験団のT-2特別仕様機(59-5107)が引退し、初飛行から35年の歴史に幕を閉じた。大抵は「てぃーつー」と呼ばれ愛称は無い。ブルーインパルス(Blue Impulse)は航空自衛隊松島基地第4航空団所属のアクロバット(エアロバティック/曲技飛行)チーム。正式な部隊名は第11飛行隊。ニックネームは初期のコールサイン、「ブルー・インパルス」から来ている。初代コールサインは「チェッカー・ブルー」、訓練時は「インパルス・ブルー」を使用。国内の各種エアーショーで広く国民に親しまれている曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の第二代目の使用機です。T−2型機は、三菱重工業で生産された空中戦闘にも使える国産初の超音速高等練習機で、1971年(昭和46年)4月に初号機が完成以来、96機が製造されました。 展示の機体は63番目に製造された機体で、1979年(昭和54年)6月に完成。1986年(昭和61年)に曲技飛行チームブルーインパルスの補充機として曲技飛行用に改修され、全国各地を航空ショーで華やかに空中演技を披露してきました。1995年(平成7年)12月28日の訓練フライトを最後に退役したのち、1996年(平成8年)10月に岐阜県各務原市の飛行開発実験団に移管されて試験飛行の任務についていましたが、2000年(平成12年)6月22日に用途廃止になり、同年10月7日石川県立航空プラザに展示されることになりました。 | |
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ビーチクラフトE33 ボナンザ ビーチクラフト ボナンザ (Beechcraft Bonanza) はビーチ・エアクラフト社(現ホーカー・ビーチクラフト社)が開発した単発軽飛行機。 | ドルニエDo-28Aドルニエ Do 28(Dornier Do 28)スカイサーバントは、西ドイツの航空機メーカーのドルニエ(後のDASAドルニエ、フェアチャイルド・ドルニエ)で製造されたSTOL(短距離離着陸)双発多用途機である。ドイツ連邦空軍とドイツ連邦海軍や他国の空軍で連絡と多用途の任務に使用されている。主翼の空力特性を向上させるため、2基のエンジンを機首胴体側方に水平に支柱を出して装備し、その下に主脚を取り付けるというユニークな形態をとったドイツ製のSTOL(短距離離着陸)機です。本機は日本に1機のみ輸入されたもので、国連の依頼によりネパール奥地の航空写真測量に派遣された経緯から、「ヒマラヤ」の愛称が付けられています。 |
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富士T-3初等練習機。航空自衛隊は発足以来、初等練習機としてT−34Aを使用していましたが、同機の老朽化に伴い、新型機が必要となりました。そこで、富士重工は自社のKM−2(海上自衛隊練習機)をベースとして、航空自衛隊の要求に応えてタンダム(縦列)復座とした試作機KM−2B(JA3725)を製作、1974年(昭和49年)9月26日に初飛行し、1976年(昭和51年)には入間基地で行われた航空祭での展示飛行で10秒以上にわたる背面飛行を行うなど、性能の高さを実証しました。その後、KM−2Bが航空自衛隊によって正式採用され、T−2に続く3番目の国産練習機としてT−3と名付けられました。T−3は1978年(昭和53年)1月17日に初飛行し、3月から量産機が納入され、1982年(昭和57年)までに50機が生産されました。同機は静浜基地と防府北基地に配備され、パイロットの育成に使用されて来ましたが、2003年(平成15年)から後続機として富士のT−7の導入が進められたため、平成18年度末で退役となりました。 | ビーチクラフトE33 ボナンザ構造上タフなことと、優れた飛行性能で定評があり、ルフトハンザ航空などでエアラインパイロットを育てる訓練機として使用されました。わが国でも航空大学の訓練機として1969年から1990年まで19機が使用され、1機も失われていません。現在は、F33Aのみが生産されています。 |
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KM-2は、海上自衛隊が運用した、対潜哨戒機などのパイロットを養成するための初等訓練で使用する練習機。日本の航空機メーカー・富士重工業によって製作された。Kは「改造:Kaizoh」、MはベースとなったT-34「メンター:Mentor」の頭文字である。自衛隊での愛称はこまどり。この型は、富士重工宇都宮製作所で製作された国産メンターの改良型であり、昭和37年からメンター、SNJに代わり導入されました。安全性が高く、飛行計器・航法設備の強化が図られ、航法戦術訓練のできる完全複式操縦装置付の海上自衛隊基本練習機です。海上自衛隊には64機導入され、現在も「こまどり」の愛称で親しまれました。展示の6288号機は昭和56年受領後6,100時間飛行後、平成7年3月除籍になりました。 | ベル47G-2 ベル47はアメリカ合衆国の航空機メーカー、ベルエアクラフト社が製造したヘリコプター。木製だったローターを全金属製にした47G-2(H-13H)も登場。民間、防衛庁などで幅広く使われてきたヘリコプターのベストセラー機。1946年に民間用として世界で初めて認可を受けた機種で、レシプロ・エンジンながら、小型汎用タイプとしての適度な大きさ、優れた整備性で高い信頼を得ています。最盛期には120機以上が日本の空を飛んでいました。 |
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ちびっ子専用 ペダルクラフト | F-2Bモックアップ |
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ASM-1空対艦ミサイル(モックアップ) | 300ガロン燃料タンク(モックアップ) |
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航空管制シミュレーター。シミュレーター利用は有料。 | |
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玉虫型飛行機(復元模型) | 2F展示室。 |
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2F展示物。 | |
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2F展示物。 | |
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小松海軍航空隊施設図。 | 小松空港専用線が載っている地図。 |
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小松海軍航空隊施設航空写真。 | |
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以下2F展示物。(説明が大変なので写真だけです) | |
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