更新日時 2013年02月28日
直方市石炭記念館:筑豊炭田は明治の初めから昭和51年までの約100年間に約8億トンの石炭を産出し、日本の産業発展と近代化に貢献してきました。筑豊炭鉱が閉山によって少なくなった昭和46年7月「炭鉱の歴史」を後世伝えるため記念館を設置しました。本館は明治43年に「筑豊石炭鉱業組合」の会議所として建てられた建築物で、現在は筑豊炭田の歴史を伝える資料館として活用されています(直方市有形文化財)。施設内には、写真や絵画、模型などのほか、実際に使用されていた蒸気機関車や掘削用大型機械など貴重な資料を多数展示。また、「九州炭鉱救護隊連盟」(昭和27年に結成)の訓練場所としてこのエリアを使用していた時代もあり、建物の裏側には現在も練習用の坑道が残っています。 | |
開館時間 午前9時〜午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで) 入館料 一般100円 大学生・高校生50円 中学生以下及び障がい者の方は入館無料 土曜日は、高校生は入館無料 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館)年末年始(12月29日〜1月3日) |
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直方市石炭記念館別館。 | 直方市石炭記念館本館。 |
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C11-131号蒸気機関車:この機関車は昭和13年2月22日、日本車両株式会社で製作され、昭和16年まで、日豊、松浦、唐津の各線で旅客列車を引張っていました。その後は昭和45年までの約30年間を当筑豊地区で石炭輸送等のために活躍してまいりました。この機関車が誕生以来33年間を走り続けた距離は約130万キロにも及び、これは地球を32周した計算になります。 セム1号車:この石炭車は明治37年に当時の九州鉄道行橋製作所で製作されたもので、セム第1号という記念すべき石炭車です。製作価格は950円75銭だったと記録されていますが、明治40年国鉄が九州鉄道を改修した時に、同時に国鉄に移管されました。製作時は9t積みでしたが、明治44年には13t積みに、昭和9年には15t積みと車体の改造を行いましたので、炭箱あたりは昔とは全然違ったものになっているようです。然し昭和37年廃車処分になる迄の58年間に運んだ石炭は、おおよそ15万トンにもなると推定され、石炭の歴史を車体に刻み込んでいるともいえるようです。 |
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大正14年鞍手郡宮田町貝島大之浦炭鉱が資材運搬のためにドイツから輸入した炭鉱専用の蒸気機関車です。その後昭和51年8月の閉山まで52年間炭鉱と共に風雪に耐えながら走りつづけたコッペル32号とロト22号の石炭車です。 | |
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自走枠三菱ガリックIH6-17型。 | ロードヘッタ(全断面掘削機) |
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ロッカーショベル。 | 平山第一坑の扁額。 |
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7両編成の救急車、人車。 | 鯰田炭鉱坑外運搬用電気機関車。 |
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この練習坑道は救護隊員の養成訓練、並びに隊員の練習指導のため、明治45年に建設されたもので、建設当時は長さ11m断面積297平方mの坑道であったが練習をさらに効果的に行うため、大正14年に傾斜40度と20度の斜坑(木造)と水平坑道(煉瓦アーチ巻き及び鉄筋コンクリート)を設け総延長117.6m、断面積3.5平方mに改築された。坑道内にはほふく訓練用の架橋、高落箇所、煙及びガス発生炉、温度上昇用の暖房3箇所と非常口3箇所が設けられている。その後、坑道が老朽化したので、昭和41年11月、傾斜40度の木造部分を破棄し、20度の斜坑はコンクリートアーチ巻き坑道に改造され坑道延長117mで今日に至る。この坑道に煙及び蒸気を通し、坑道内の温度湿度をあげて実践さながらの練習訓練を行ったものである。 | |
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直方市石炭記念館本館の展示資料。 | |
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直方市石炭記念館本館の展示資料。 | |
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直方市石炭記念館本館の展示資料。 | |
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直方市石炭記念館本館の展示資料。 | |
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直方市石炭記念館別館の展示資料。各炭鉱の銘柄炭、五尺層の塊炭(2トンと600kg)、煽石、天草のカワラケ炭、キラ炭、石炭の細工物 | |
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ジブカッター(チェーン式コールカッター) | 試錐機(シュラムルーカー) |
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水力採炭機。 | 巻き揚げ機。 |
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坑内枠組み各種模型。 | 三連式ブランジャーポッmプ。 |
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福鉱三角点柱石、試錐機(各種)試錐用メタルクラウン、ロッド、シャフト、トランシット、ハンキングコンパス、Yレベル、分度器、広井式流速器、縮図器その他測量器具一式 | |
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人力車。 | 巻き揚げ機模型。 |
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筑豊炭田の路線図と炭鉱位置の地図。 | 唐津・佐世保炭田地図。 |
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直方市石炭記念館別館の展示写真。 | |
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直方市石炭記念館別館の展示写真。 | |
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直方市石炭記念館別館の展示写真。 | |
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石炭化学館展示物。 | |
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石炭は燃料としてだけでなく、製鉄や様々な化学薬品などができるこtを解りやすく解説した資料館で、新日鐵(株)の寄贈によりタール工場、石炭酸工場、ベンゾール工場の模型を陳列しています。 | |
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