更新日時 2011年05月07日

 日豊鉱業武蔵野炭鉱は埼玉県飯能市大字阿須891、あけぼの子供の森公園の隣にあり、亜炭の採掘を行っています。採掘は日本車輌製UDL&トロッコを利用しており、軌間610mm12s/mレールを使用。坑口は2箇所有り、亜炭の搬出する坑口は1箇所、もう一箇所は緊急待避及び通気口。日豊鉱業武蔵野炭鉱は1944年(昭和19年)創業。江戸時代から入間川流域に住む人々が亜炭中に含まれる木の皮などを燃料として採掘していたと伝えられています。亜炭(あたん、英: lignite)とは石炭の中でも、最も石炭化度が低いものをいう。地質学上の用語としては褐炭が正しいが、日本においては行政上の必要からこの語が用いられる。品質に関しては褐炭同様、石炭化が十分に進んでいないために不純物や水分を多く含み、得られる熱量が小さいことから、製鉄などの工業用途には向かない。日本では明治年間から1950年代まで全国各地で採掘され、主に家庭用燃料として重宝された。特に、第二次世界大戦中および直後においては、燃料の輸送事情が極端に悪化したため、仙台市・名古屋市、または長野市など大規模〜中規模の都市の市街地などでも盛んに採掘が行われて利用された。亜炭は着火性が悪く、燃焼時にも独特の臭気や大量の煤煙を出すため、燃料事情が好転すると早々に都市ガスや石油などへの転換が進められた。
@あけぼの子供の森公園の隣の道路が日豊鉱業武蔵野炭鉱入口。事業所敷地内は立入禁止。
A事業所敷地内は立入禁止の為、石垣とフェンス沿いを迂回。柵には古レールが使用されている。
B柵には古レールが使用されている。 C亜炭の野積み場所か?それとも焼却灰?
Dあけぼの子供の森公園から見る日豊鉱業武蔵野炭鉱。炭鉱設備が見える。
Eグランビー鉱車(炭車)は特注品の様で、妻側には紋章の様な絵柄が。
E坑木等の材料を運ぶトロッコ。 E先には軌間610mm12sレールが見える。
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日豊鉱業株式会社 武蔵野炭鉱