更新日時 2017年06月09日

鉱山軌道 乙女鉱山軌道
 乙女鉱山軌道:乙女鉱山は、山梨県牧丘町(現山梨市)にあった鉱山である。1981年閉山。乙女という名はこの鉱山で採れる、タングステンの鉱物を運ぶのが女性であったからだと言われている。若い男性は坑内で鉱石を掘り、年老いた女性は鉱石の選別、そして若い女性は鉱石を運ぶという役割があったという。この鉱山では、灰重石の仮晶となった鉄重石、石英などが採れた。この石英は光学ガラスに使われていた。また、ここの水晶は商品価値を高めるために、塩酸で洗い、周りについている鉱物を落としていた。石英は、二酸化ケイ素 が結晶してできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明なものを水晶と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。石英を成分とする砂は珪砂と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石は珪石と呼ぶ。
 @県道219号線から更に林道に入ると、全面通行止と書かれているゲートが見える。ここから先徒歩で、林道を下って行く。県道219号線から林道に入る道は12月1日から5月31日まで通行止めとなっている。私たちが帰るときには3台の車がゲート前に停まっていたが、誰ともすれ違わなかった。
A乙女鉱山に続く林道。林道は路盤が荒れていて車での通行は無理そうだ。
B乙女鉱山に続く林道。この辺の林道は路盤が整備されていて綺麗だ。
C乙女鉱山に続く林道。荒川支流の川が林道の左から右へ横断する。
D乙女鉱山に続く林道。荒川支流の川に砂防ダムが設置されている。
E乙女鉱山に続く林道。廃道ではあるが、かなりの人が訪れている雰囲気はある。
F乙女鉱山の鉱山事務所跡。
F乙女鉱山の鉱山事務所跡。鉄骨組の橋梁と思われる物があった。
F乙女鉱山の鉱山事務所跡。内部の床は抜けているので入るのは止めておこう。
F乙女鉱山の鉱山事務所跡。昭和56年まで使われていたので冷蔵庫もある。
F乙女鉱山の鉱山事務所跡。当時の生活用品も残っている。
GヤンマーディーゼルNT110型エンジン。
G索道に使われていた鉱石用のバケットの様だ。
G索道に使われていた鉱石用のバケットの様だ。 Gトロッコ用のレールが残る。22kg/mレールか?
Gこれも索道に使われていた鉱石用のバケット?枠の間に木が生えている。廃止からの時の流れを感じる。
Gこれもエンジンが付いているので発電機か?
Gその他、鉱山用の枠?とバケット?
H乙女鉱山のB坑と言われている場所。
H乙女鉱山乙女鉱山で一番有名な光景だが、珪石で出来た橋梁?
Hこの下にB坑の坑口が有るので、自然に出来た橋梁では無さそうだ。
H坑道の補強用の坑木が残っているので、この橋梁の様な物は坑道の一部が崩壊して出来たのか?
H乙女鉱山のB坑と呼ばれている坑口。
HB坑の坑道内部に水が流れ込んでいるが、数mで閉塞。この水は川に流れ込んでいるのだろうか?
HB坑の前に橋梁とトロッコの台車が残る。
HB坑の前に橋梁とトロッコの台車が残る。
Iトロッコの台車と坑道の補強枠が残る。
Iレール及びパイプが残る。
JコマツD20Sのブルドーザーが残る。車体番号を確認しなかったのが悔やまれる。
Jシャベルの先に坑口の様な小さい穴が見える。
K対岸に渡れる場所を探します。対岸に渡るには長靴が必須です。渡った先には夢の世界が広がります。
Lインクライン?又は排水路? Lスイッチバックの様な勾配。
M鉱水の排水処理様のピットか?
M乙女鉱山軌道の乙女坑の坑口は閉塞している。坑道補強用の鋼材が残る。
M乙女鉱山軌道のレールが残る。谷間に向けてレールが切れているが、ズリ捨て用の軌道か?
M乙女鉱山の乙女坑横の坑道。岩が崩れていて完全に閉塞。
M左側写真は乙女鉱山で取れた水晶と右写真は珪石。珪石との差は結晶化したかどうかの違い。
N乙女鉱山の小さな坑口。メイン坑は埋められているが小さな坑口は現存している。
N坑口が開いている中では一番長い坑道内に珪石(水晶になり損ね)の鉱石が散らばっている。
N坑道は10m程で閉塞。この先は良質の水晶が取れなくて諦めたのか?
O何カ所か有る坑口は甲府市の案内看板が立てられているので坑口を見つけやすい。
Oこの坑道は3m程で閉塞。良い鉱石が見つからず諦めた狸穴の様だ。
Pこれも奥行き1m程の坑道?
Qこれも奥行き3m程の坑道?ヘルメットが2個落ちている。
 R川沿いの石垣上平場の終点部分から直線の登りがあったが、なな爺さんとこれはインクラインではないかと推測しています。この上は別のルートに出る林道があります。
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