更新日時 2022年11月12日

鉱山軌道 白嶺鉱山鉱山軌道
 白嶺鉱山軌道:白嶺鉱山は群馬県吾妻郡草津町に有り草津町の北西西方直距4.5km、白根山の南東斜面で入道沢に沿う標高1,650mに位置する。入道沢に有るために通称入道沢鉱山と呼ばれている。戦後は万座鉱山株式会社が稼行した。鉱床青葉熔岩の下部中に胚胎する鉱染状交代鉱床で、1坑・新盛坑・新坑・第1神風坑・通洞坑によって開発された。白嶺鉱山跡は索道の鉄塔が数基残り、鉱石を積み込む索道のコンクリート製建物が残る。
@国道292号線から白嶺鉱山(通称:入道沢鉱山)が見える。YouTube動画リンク
A色々なルートを検討したが国道からアタックするルートが一番簡単で有る。
B国道から傾斜の緩い斜面を降り出発地点の国道を見上げたところ。
 C傾斜の緩い斜面を降りて行くと入道沢から取水し配水管が埋められている小道が有り、所々に塩ビパイプで保護されたバルブが設置されている。この小道はメンテされていて航空写真でも確認出来る。
 D白嶺鉱山への最短ルートは入道沢に降りるところが崩壊していて急なために、この沢の分岐部分を目指して降りてきた。最近はGoogleの航空写真でルートの机上調査が出来るので便利だ。
D白嶺鉱山は硫黄鉱山なので念のために硫化水素の濃度を確認。H2Sは0ppmで問題なし。
E岩にロッドとアンカーが刺さっている。
E枕木に犬釘が残る。
Eウインチのシーブと思われる物が埋まっている。
Eウインチの残骸。
Eウインチの残骸。
E配管が多数廃棄されている。
Eこれもウインチの残骸?
Eウインチ用のワイヤーか?
E石碑が設置されている。
 E1956年(昭和31年)1月31日雪崩のために14人の尊い生命が永遠に眠ってしまった。冬場も採掘していて従業員が雪崩に遭ったと言うことか?
Fレールの束が落ちている。レールは9kgレール。
Fこの辺に杭口が有ったのか?
F杭口前?にウインチ機材が残る。
Fトロッコの車輪付き台枠が落ちている。
Fトロッコの軌間は610mmと思われる。
 Fダンプ・チップラーが落ちている。ズリを捨てる為の物でレール下の鉄軸を中心にシーソーのような動きをするもので、トロの車輪がレールエンドに当るとトロごと前向きに傾いて前方に積載物を出すもの。使われてたトロも連結面側に扉があるタイプ。
Fダンプ・チップラーを立ててみた。
F杭口前からレールが延びる。ズリ捨用の配線か?
Fパイプがポールのように突き刺さっている。
Fポールの下のはレールや転轍機が落ちていた。
Fトロッコの車輪が2個落ちている。
Fレールの上に乗せてみたが、車輪の径が違うようだ。
Fレールの上のトロッコの車輪。
F眼下に索道の鉱石積み込み施設が見える。
G鉱石積み込み施設。
G鉱石積み込み施設前にトロッコの台車が落ちている。
G鉱石積み込み施設前にトロッコの台車が落ちている。
G鉱石積み込み施設の空撮。
G鉱石積み込み施設の空撮。
G鉱石積み込み施設入口。
G鉱石積み込み施設内部の索道設備。
G鉱石積み込み施設内部の索道設備。
G鉱石積み込み施設内部のワイヤードラムとトロッコの連結ピン。
G鉱石積み込み施設内部。
G鉱石積み込み施設内部の鉱石を積み込む部分。
G鉱石積み込み施設内部。
G鉱石積み込み施設内部。
G鉱石積み込み施設内部に碍子が落ちている。
G鉱石積み込み施設内部のメンテ用品置き場。
G鉱石積み込み施設内部のメンテ用品置き場。ダイナマイトの箱を再利用。
G鉱石積み込み施設内部のメンテ用品置き場。
G鉱石積み込み施設内部には鹿の糞が大量に落ちている。鹿がここで越冬しているのか?
G鉱石積み込み施設前の索道の鉄塔。
G索道の鉄塔はリベットとハイテンションボルトの併用だ。
G鉱石積み込み施設脇にナベトロが2台残っている。
Gナベトロ2台。
Gナベトロ2台。
Gナベトロの車輪もそのままの形で残っていた。
Gナベトロ2台を保管状態と同じく傾けておいた。
G索道用バケットの残骸が残っていた。
G索道の鉄塔を点検する人。シーブは現在でも回転する。
G鉱石積み込み施設の空撮。
G鉱石積み込み施設の空撮。
G鉱石積み込み施設の空撮。
H索道の鉄塔が残る。
H索道の鉄塔が残る。
H索道の鉄塔が残る。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『草津町』を掲載」