更新日時 2019年06月29日

東邦亜鉛安中精錬所専用線
 東邦亜鉛安中精錬所専用線:安中駅の南側にある東邦亜鉛安中製錬所への専用線があり、福島臨海鉄道宮下駅から常磐線泉駅を経由して亜鉛焼鉱・亜鉛精鉱輸送が行われている。亜鉛精鉱はトキ25000形貨車、亜鉛焼鉱はタキ1200形貨車が使用され、同一の貨物列車で輸送されている。羽前水沢駅への濃硫酸輸送も行われていたが、2008年(平成20年)に廃止された。 東邦亜鉛株式会社は、亜鉛・鉛・銀の製錬を中心とする日本の非鉄金属メーカー。鉛は国内トップ、亜鉛、銀もトップクラスのシェアを持つ。国内製錬事業の他にも、オーストラリアでの鉱山開発を手がける資源事業、電子部品・材料事業、電炉メーカーから発生するダストや使用済み電池の処理等を行うリサイクル事業、機器部品事業なども手がける。
 安中駅は、群馬県安中市中宿にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の駅である。
 安中駅構造は単式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。1番線と3番線があるが、かつては単式・島式ホーム2面3線で2番線が存在していた。直営駅(管理駅)で、群馬八幡駅 - 横川駅間の各駅を管理する。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年に営業終了し撤去された。指定席券売機・Suica対応自動改札機が設置されている。
東邦亜鉛のDB301とトキ25000。
 JR貨物トキ25000形貨車は、1999年(平成11年)に製作され、日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を有する 40t積の貨車(無蓋車)である。非鉄金属生産の大手企業である東邦亜鉛の小名浜製錬所 - 安中製錬所間において、亜鉛の鉱石・中間製品輸送に用いられてきたトキ25000形(JR貨物所有車)の取替用として、1999年(平成11年)3月に日本車輌製造で12両 (25000-1 - 25000-12) が製作された。亜鉛精鉱専用の私有貨車で、所有者は東邦亜鉛である。JR貨物の汎用無蓋車淘汰方針を受けてなされた代替輸送手段の検討において、コンテナ化・トラック転換などとの比較がなされ、荷役や運用方の変更回避・総合的な輸送コストの低廉性に鑑み本形式の製作がなされるに至った。運用や荷役の互換性を維持するため車体寸法はJR貨物所有車と共通であるが、荷重を40tに増大することで製作数を最小限に抑えつつ輸送能力の確保を図った。同一用途で使用されるタキ15600形タンク車や後継のタキ1200形タンク車とともに、製錬所間を往来する専用貨物列車に用いられている。
東邦亜鉛安中精錬所専用線の線路。
東邦亜鉛安中精錬所専用線の線路。
東邦亜鉛安中精錬所専用線の線路。
東邦亜鉛安中精錬所専用線の線路。
東邦亜鉛安中精錬所専用線の線路。
東邦亜鉛安中精錬所。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『安中市』を掲載」