更新日時 2019年08月31日

 首都圏外郭放水路(しゅとけんがいかくほうすいろ)は、埼玉県春日部市の国道16号直下・深度50mにある世界最大級の地下放水路である。シールド工法で建設されたシールドトンネルで、延長約6.3km、内径約10m。1992年(平成4年)度に着工し、2006年(平成18年)度に完成した(稼動自体は2002年(平成14年)から部分的に行なわれている)。台風・大雨などによる中川・倉松川・大落古利根川等周辺河川の増水時、洪水を防ぐため流量容量を超えた水を貯留し、江戸川に排水する。そのため、地下河川であると同時に巨大な洪水調節池としての機能がある。この放水路の開通により、洪水常襲地帯であった倉松川流域などで洪水が減少している。地下トンネルから流れ込む水の勢いを調整するための調圧水槽は、長さ177m・幅78mの広さがあり、59本の巨大なコンクリート柱が林立している。洪水防止のみを目的とすることから、通常時は水を取り込まず空堀状態で、人も立ち入る事が可能な巨大な地下空間となっている。この巨大水槽内の空間に整然と太い柱が立ち並ぶ様は一種の荘厳さを感じさせ、あたかも地下神殿のような雰囲気を持つ。このため、特撮テレビ番組やCM、映画等の撮影にも使用される。施設の一部については、予約をすれば湛水時以外は一般見学できる。
江戸川河川事務所 動画で見る首都圏外郭放水路。
@首都圏外郭放水路 地底探検ミュージアム。(2010年11月13日撮影)
 @泥水式シールドマシーン。首都圏外郭放水路トンネル工事で使用した泥水式シールドマシーンの面板(カッタ)です。シールドトンネルの掘削は、シールドマシーンの先端に取り付けた歯(ビット)を回転させてから、高圧をかけた泥水で崩れないようにして土を削り取ります。削り取った土は、送り込んだ泥水と一緒にパイプでトンネルの外の処理施設まで運びます。(2010年11月13日撮影)
@泥水式シールドマシーン。塗り直したようだ。(2019年8月31日撮影)
 @外郭放水路トンネル工事のセグメント(覆工材料)です。延長6.3qを掘進するため、地盤条件により2種類のセグメントを使用しています。RCセグメントは通常の箇所に使用しています。ダクタイルセグメント土質等により強度の必要な箇所に使用しています。トンネルの1リングは9個のセグメントで作られています。(2010年11月13日撮影)
 @国土交通省首都圏外郭放水路。首都圏外郭放水路は、あふれそうになった中小河川の洪水を地下に取り込み、地下50mを貫く総延長6.3qのトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の洪水防止施設です。日本が世界に誇る最先端の土木技術を結集し、平成18年6月に完成。完成に先立ち、平成14年から部分的に稼動し、毎年5〜7回の洪水を安全に処理することで、高い治水効果を発揮しています。(2010年11月13日撮影)
@地底探検ミュージアム龍Q館。
@首都圏外郭放水路のメカニズム。
@シールドマシーン。
@カッタービット。
 @国土交通省首都圏外郭放水路のオペレーションルーム。通常時は1名で監視を行い、緊急時には8名で運用を行う。
 @国土交通省首都圏外郭放水路。私たちの目にふれることなく、洪水と闘う首都圏外郭放水路のスケールはまさにギネス級。洪水を取り込む直径30m、深さ60mにおよぶ5本の巨大立坑をはじめ、地中深く6.3kmにわたって走る直径10mの地底トンネル、重量500トンの柱が59本もそびえるマンモス水槽、そして、毎秒200tの水を排水する14000馬力タービンなど、そのすべてが想像を超えるスケールです。 (2010年11月13日撮影)
@私は早い時間に並んだので早めに見られましたが、凄い数の見学者です。(2010年11月13日撮影)
@さて、見学開始です。(2010年11月13日撮影)
@貯水槽に降りて行く階段です。(2010年11月13日撮影)
@地下の大神殿です。(2010年11月13日撮影)
@見学者用に照明設備が有りますので、カメラ撮影も比較的楽です。(2010年11月13日撮影)
@大谷資料館の巨大地下空間とは違いますね。(2010年11月13日撮影)
@首都圏外郭放水路のメカニズム。(2010年11月13日撮影)
@地下神殿コンサートも行われています。(加藤洋子・櫛引真弓)(2010年11月13日撮影)
@第1竪坑です。深さ71mも有ります。あの階段を降りてみたい・・・でも立入禁止です。
(2010年11月13日撮影)
@第1竪坑。深さ71m。今回はこの竪坑を降ります。
(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑の入り口は地下神殿と別の入り口から入ります。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑に入るのには長靴とヘルメット、軍手が必要です。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑に降りる昇降機がありますが通常は使っていません。(2019年08月31日撮影)
 @第1竪坑から見た地下神殿の開口です。この景色はトンネルのイベントでないと見られません。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑を昇降階段から見た景色です。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑の昇降階段最下部です。竪坑内部は泥だらけです。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑最下部から上部を見た光景です。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑の縁石の先は約2.5m深くなっています。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑に入るのには長靴が必要です。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑と他の竪坑を繋ぐトンネルです。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑と他の竪坑を繋ぐトンネルです。(2019年08月31日撮影)
@第1竪坑と他の竪坑を繋ぐトンネル内部第1竪坑を見た光景です。(2019年08月31日撮影)
 @早い時間に入ったので、まだ人はまばらです。500人入るそうですが、入口の階段の事故防止のため、降りる人数を制限しています。(2010年11月13日撮影)
@コンクリートの柱と壁しかないので、見る時間は意外と短く20分も居ませんでした(笑)
(2010年11月13日撮影)
@入口と出口は別々にあり、一歩通行なので、大勢の見学者も渋滞無く捌けます。
(2010年11月13日撮影)
@彩龍の川まつり・カッパ市が開催されています。 @色々なダンスが行われています。
@杉戸YOSAKOIソーラン風。ダンス動画リンク @紙芝居200円。お金を取るの?
@カッパ市特製カッパ汁。1杯100円。 @歌謡ショー(桜まりあ)
@バルーンアート。 @オカリナの演奏。コカリナ(風舞輝)
@排水樋管のポンプ?又はゲート?(2010年11月13日撮影)
@排水樋管:洪水は最後にこの樋管を通って安全に江戸川へ排水されます。200m/s
(2010年11月13日撮影)
@排水樋管:洪水は最後にこの樋管を通って安全に江戸川へ排水されます。200m/s
(2019年08月31日撮影)
@円形のコンクリートが立坑の部分。
(2019年08月31日撮影)
@円形のコンクリートが立坑の部分。(2010年11月13日撮影)
@首都圏外郭放水路第1立坑入口。先ほどの階段に繋がっている。第5立坑までウオーキングです。
(2010年11月13日撮影)
A国道16号線の金崎交差点。この下に巨大な排水トンネルが通っている。(第1工区トンネル)
(2010年11月13日撮影)
A春日部は大凧で有名。  A昭和22年の洪水で利根川の堤防がこわれ赤い線まで浸水しました。
A国道16号線沿いの第1立坑−第2立坑間。(2010年11月13日撮影)
B国土交通省首都圏外郭放水路 第二立坑。(2019年08月31日撮影)
B国土交通省首都圏外郭放水路 第二立坑。(2010年11月13日撮影)
B国土交通省首都圏外郭放水路 第二立坑。内径 31.6m 高さ 63m(2010年11月13日撮影)
C国道16号線沿いの第2立坑−第3立坑間。(第2工区トンネル)(2010年11月13日撮影)
D国道16号線沿いの第2立坑−第3立坑間。中川の洪水流入施設。(2010年11月13日撮影)
D中川の洪水流入施設からこの下の地下を通って第3立坑へトンネルが続く。
(2010年11月13日撮影)
E国土交通省首都圏外郭放水路 第三立坑。内径 31.6m 高さ 63m(2019年08月31日撮影)
E国土交通省首都圏外郭放水路 第三立坑。内径 31.6m 高さ 63m(2010年11月13日撮影)
E国土交通省首都圏外郭放水路 第三立坑。 E倉松川。
E国土交通省首都圏外郭放水路 第三立坑への倉松川の洪水流入施設。(2010年11月13日撮影)
F国道16号線沿いの第3立坑−第4立坑間。(第3工区トンネル)(2010年11月13日撮影)
G国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川) 第四立坑。内径 21.5m 高さ 63m
(2019年08月31日撮影)
G国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川) 第四立坑。内径 21.5m 高さ 63m
(2010年11月13日撮影)
G国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川)幸松川流入施設。(2010年11月13日撮影)
H国道16号線沿いの第4立坑−第5立坑間。(第4工区トンネル)(2010年11月13日撮影)
I国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川)大落古利根川流入施設。(2010年11月13日撮影)
I国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川)大落古利根川流入施設。(2010年11月13日撮影)
I国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川) 第五立坑。内径 15m 高さ 65m
(2010年11月13日撮影)
I国土交通省首都圏外郭放水路(彩龍の川)大落古利根川流入施設。(2010年11月13日撮影)
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