更新日時 2021年10月29日

草津白根山湯釜
 草津白根山湯釜は、直径約300メートル、水深約30メートル、水温約18℃の火口湖である。pHが1.0前後であり、世界でも有数の酸性度が高い湖と言われている。これは火山ガスに含まれる塩化水素や二酸化硫黄が水に溶け込み、塩酸や硫酸となったためと考えられている。湖水は白濁した青緑色を呈する。湖水に溶け込んでいる鉄イオンや硫黄などが特定の波長の光を吸収するため、このように見えると考えられている。湖底や沿岸には硫黄が沈殿しており、戦前から1960年頃まで鉱山会社によって採取されていた。同時に噴気孔から噴出する硫黄分を含む蒸気からの硫黄採取も行われており、湖岸には硫黄運搬用のトロッコやリフトが敷設され、事務所や作業所が立ち並んでいた。噴火にともなう高温の蒸気や火山性ガスによって鉱山労働者に死傷者が出ることもしばしばあったという。火口縁には湯釜を望む展望台が設置されている。湯釜の湖水および湖底泥中にはランタノイド系列のセリウム、サマリウム、ジスプロシウム、イッテルビウムなどの元素が比較的高い濃度で含まれ、『偶数の原子番号をもつ元素の存在率は、その前後の奇数の原子番号の元素の存在率よりも大きい』という元素の存在量に関するオッド‐ハーキンスの法則が成り立っている。
@日本国道最高地点。標高2,172m。2019年09月29日撮影。
@二等水準点。2,170.9m。2019年09月29日撮影。
A草津白根山湯釜から日本国道最高地点方向を空撮。2019年09月29日撮影。
B草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
C草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
D草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
E草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
E草津白根山湯釜空撮。2021年10月02日撮影。黄色い浮遊物が見えない。
E草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
E草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
F草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
G草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
H草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
H草津白根山国道292号線草津町方面を見る。2019年09月29日撮影。
I草津白根山湯釜空撮。2019年09月29日撮影。
J中央分水嶺群馬県中之条町。2019年09月29日撮影。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『草津町』を掲載」