更新日時 2011年04月09日

 カムパネルラは心のやさしい少年でした。裏町ずまいで病気の母親を助けなければならないジョパンニをよくはげましてくれました。それが銀河まつりの夜、いじめっ子のザネリが川でおぼれたのをすくうため自分のいのちを投げだしてしまいました。その夜いっしょに四次元世界の銀河鉄道に乗ってくれたのがジョパンニとって最後のカムパネルラでした。隆君は技術の進歩に追われてすがたを消していく山林や鉱山のトロッコの記録をつくるため全国を鉄道でまわっていました。ところがそのむかしカムパネルラたちのことを本にした宮沢賢治のふるさとで製材所のトロッコの写真をとろうとして列車からおちてしまったのです。この公園はいま隆君が旅をしている銀河鉄道を地上にうつしたものです。「ここの汽車はスティームや電気でうごいていない。ただうごくようにきまっているからうごいているのだ」そう思ってください。トロッコが林、丘、池をめぐるとき太陽や風や小鳥がなにかを語りかけてくれるでしょう。ジョバンニはカムパネルラに力強く約束しました。「きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでも、どこまでも僕たちいっしょに進んで行こう」と。みなさん隆君にも同じ言葉をささげましょう。
埼玉県鳩山町松ヶ丘4丁目の鳩山ニュータウンにある「トロッコ公園」
銀河ステーション−白鳥の停車場−鷲の停車場−天の川ステーション(約950m)
@銀河ステーション。
@駒形石灰で使われていたKATOのガソリン機関車。
@台車4両、運材台車2両。 @水仙の黄色い花が咲いている。
A白鳥の停車場への案内看板。
B白鳥の停車場前のキロポスト。銀河ステーションから約300m。
B地球儀か宇宙儀か解らないが丸い半円形の玉。
B白鳥の停車場前の踏切。
B白鳥の停車場。
C鷲の停車場への案内看板。
DNO.2ののキロポスト。 E鷲の停車場への案内看板。
F白鳥の停車場−鷲の停車場間のトロッコ道に似せた遊歩道。
G鷲の停車場。
G天の川ステーションへの案内看板。 HNO.3のキロポスト。
I天の川ステーション−鷲の停車場間のトロッコ道に似せた遊歩道。
J天の川ステーション−鷲の停車場間のトロッコ道に似せた遊歩道。
K天の川ステーション−鷲の停車場間のトロッコ道に似せた遊歩道。
L天の川ステーション−鷲の停車場間の68段のインクライン。
M天の川ステーション。銀河ステーションから約950m。
M終点の天の川ステーションに細倉鉱業で使われていたバッテリー機関車1両とトロッコ3両。
M天の川ステーション。レールが先端部で繋がっているのはこの先、天の川へ登って行くイメージだろう。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トロッコ公園